山本修嗣: 2010年10月アーカイブ

大学の王座決定戦が終了しました。

  

競技者として、そして人間として成長している選手たちの姿がそこにはありました。選手から学ぶことは本当に多いです。

  

選手は日々確実に成長していて、自分もそれに見合うだけの成長をしていかないといけないと思わされました。

  

 

y044.JPG

エネルギーを分け与えてくれる選手たちに感謝。    

  

さて、前回の続きです。

  

こちらのターゲットマークの黄色の部分を、以下の2種類の方法で見てください。

 

y045.jpg 

    顎を引いて上目づかい

    顎を上げて上から目線

  

どちらの方が眼球がハマる感覚があるでしょうか?

  

強く視覚を使うためにはこの感覚が必要です。猛獣が狩りをする時に、獲物をロックオンしている状態と同じです。

  

さらに次回に引っ張ります。。。

  

  

―――――――――――――――――――――――――――――――――――

小浦猛志氏、山本修嗣に質問がある方は、icon:mailお問い合せフォームよりお気軽にご質問下さい。

みなさまのアプローチをお待ちしております。

小浦猛志 オフィシャルサイト
http://www.koura-takeshi.com/

今日、人類がここまで文明を築けたのは脳の発達のおかげであると断定できます。

 

そして、偉大なる脳と関わりの深い神経があります。それは眼球を支配する神経。

 

感覚・運動に関係する神経のほとんどは脊髄と繋がっていますが、直接脳と繋がっている神経が12個あります。

 

嗅覚、聴覚や顔面の感覚、舌の動きや首の動き臓器(肺など)の働きなどがありますが、それぞれの感覚や働きに対して、1個の神経がそれを支配し、役割を果たしています。

 

しかし眼球に対する支配神経は4つにもなります。1つの神経だけでも生きるうえで大切な役割を果たすのに、眼球だけは神経を4つも使っています。

 

 

 

y043.JPG

スポーツをするうえで最も大切な感覚は視覚。ではどのような場面、どのような姿勢をとれば眼球の力を最大限に引き出せるのでしょうか?


次回に続きます。。。

 


小浦猛志氏、山本修嗣に質問がある方は、icon:mailお問い合せフォームよりお気軽にご質問下さい。

みなさまのアプローチをお待ちしております。

小浦猛志 オフィシャルサイト
http://www.koura-takeshi.com/

『子供の体力が前年に続き、回復傾向にある』

 

というニュースを数日前に見かけました。前々から思っていた事、確かに平均値は下がっているが、むしろ最高記録は伸びているのでは?という疑問。

 

というのも今季、陸上競技の中学記録の更新ラッシュがあった為。

 

男子 100m200m、400m

女子 100m200m400m、800m、1500m、100mハードル

*黒字は2009年、赤字は2010年に更新された種目

*男子100m2年連続更新 女子200m2年連続更新

 

男子の今季100mと200mは同一の選手が出した記録になりますが、女子の種目ではそれぞれ違う選手が記録を出していた事に注目です。この2年で8人の選手が各種目で中学新記録を出しているのです。

 

数年、数十年に1人の逸材という、ただの『才能』という言葉でくくれるとは思えません。

 

昔(1983年を境に体力が低下と言われています)に比べて子供が遊ばなくなったことが体力低下の原因と言いますが、近年では部活動・クラブでトレーニングの導入、そして練習の質も向上していると言えます。つまり、質の高い環境を与えれば子供たちは昔以上のパフォーマンスを出すことができるのではと考えています。

 

時代背景に関係なく、子供は無限の可能性を秘めたダイヤの原石。その素材を輝かせるには指導者の手腕と情熱という【環境】にかかっているのではないでしょうか?

 

テニスは陸上競技以上に複合能力(コーディネーション能力)が必要になります。それは低年齢から『遊ぶ』ことで自然とその能力は身に付きます。子供たちにテニス以外の時間を与える環境を作ってもよいと思います。

 

 

y042.JPG

子供たちは遊び上手になれるように!

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――――

小浦猛志氏、山本修嗣に質問がある方は、icon:mailお問い合せフォームよりお気軽にご質問下さい。

みなさまのアプローチをお待ちしております。

小浦猛志 オフィシャルサイト
http://www.koura-takeshi.com/

 先週の解説になります。

 

↓それぞれの局面が見えましたか?

009.gif

 

まずは局面を作り出すための姿勢・片脚パワーポジションです。

y033.JPG

直立した姿勢では次の局面は生み出せません。姿勢・重心の低さがポイントです。

そして姿勢から加速局面へ。

y034.JPG

加速動作となるトリプルエクステンション。左腕の使い方にも注目。

右脚で地面を押す動作+左の肩甲骨との連動で加速度アップ。これも肩甲骨―骨盤リズムです。

 

運動局面の中で加速局面はほんの一瞬だけ。加速と言う名の仕事が終われば、一気に次の減速局面へと移行します。

y035.JPG

減速局面への入り口。ブレーキ動作は必ず踵から入ります。スタンドの高い位置からの撮影ですが、靴の裏がハッキリと見えます。この後に強烈な減速動作をする準備がしっかりとできています。

 

y036.JPG

左脚のブロック動作により減速局面突入。脚が伸びきっていないのがポイントです。

 

 

踵からではなく、つま先からブロック動作に入れば、簡単に膝がつま先を越えて、膝カックンのような状態になりバランスを崩してしまいます。

 

 

そして姿勢→加速→減速局面を経て、最終局面となる切り返し局面へと移行していきます。

y037.JPG

 

左足の拇指球に体重が乗って、踵が浮いているのが分かります。減速から切り返し局面に移行している状態です。

 

y038.JPG

ここから切り返し動作のカギとなるを拇指球ツイスト行います。切り返し動作とは、運動方向を変える動作と考えています。右から左へ。前から後ろへなどです。

そして、加速脚だった右脚が、減速脚だった左足より前方へ移動いています。加速動作と減速動作がしっかりと行えていた証拠となる脚です。

y039.JPG拇指球ツイストとは拇指球に体重を乗せて、切り返したい方向へつま先を回転させる動作。そして加速脚だった右脚が切り返し脚になり、これで切り返す準備完了です。

これは変則パワーポジションと言ったところでしょうか。姿勢・重心の低さがポイントです。

 

y040.JPG

最後は右脚で地面を押して、右サイドから左サイドへ切り返し。

以上が一連の動作に含まれる姿勢と運動局面でした。

 

010.gif

実際の速度で見るとほんの一瞬の出来事ですが、加速・減速・切り返し動作・局面が切り替わる際のメリハリが利いているのが分かります。

それぞれの動作・局面のメリハリがスピードやフットワークの効率性を生みだします。メリハリの利いていない動きと比較するとよく分かります。

 

 

局面に合った正しい体の使い方ができているかチェックすれば、その選手の特徴が分かります。

一度運動局面からテニスを観てはどうでしょうか?姿勢と3つの局面しか存在しないので、テニスの動作が非常にシンプルに見えてきます。

 

011.gif

姿勢→加速→減速→切り返し→姿勢→加速→減速~

この動作・局面の反復がテニスです。

 

連射撮影で使っていたカメラが水没により故障しました・・・いよいよ一眼デビュー!?ご期待ください。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――

小浦猛志氏、山本修嗣に質問がある方は、icon:mailお問い合せフォームよりお気軽にご質問下さい。

みなさまのアプローチをお待ちしております。

小浦猛志 オフィシャルサイト
http://www.koura-takeshi.com/

カテゴリ

ウェブページ

酸素オイル