先週の解説になります。
↓それぞれの局面が見えましたか?
まずは局面を作り出すための姿勢・片脚パワーポジションです。
直立した姿勢では次の局面は生み出せません。姿勢・重心の低さがポイントです。 そして姿勢から加速局面へ。
減速局面への入り口。ブレーキ動作は必ず踵から入ります。スタンドの高い位置からの撮影ですが、靴の裏がハッキリと見えます。この後に強烈な減速動作をする準備がしっかりとできています。
左脚のブロック動作により減速局面突入。脚が伸びきっていないのがポイントです。
踵からではなく、つま先からブロック動作に入れば、簡単に膝がつま先を越えて、膝カックンのような状態になりバランスを崩してしまいます。
そして姿勢→加速→減速局面を経て、最終局面となる切り返し局面へと移行していきます。
左足の拇指球に体重が乗って、踵が浮いているのが分かります。減速から切り返し局面に移行している状態です。
ここから切り返し動作のカギとなるを拇指球ツイスト行います。切り返し動作とは、運動方向を変える動作と考えています。右から左へ。前から後ろへなどです。
そして、加速脚だった右脚が、減速脚だった左足より前方へ移動いています。加速動作と減速動作がしっかりと行えていた証拠となる脚です。
最後は右脚で地面を押して、右サイドから左サイドへ切り返し。
以上が一連の動作に含まれる姿勢と運動局面でした。
実際の速度で見るとほんの一瞬の出来事ですが、加速・減速・切り返し動作・局面が切り替わる際のメリハリが利いているのが分かります。
それぞれの動作・局面のメリハリがスピードやフットワークの効率性を生みだします。メリハリの利いていない動きと比較するとよく分かります。
局面に合った正しい体の使い方ができているかチェックすれば、その選手の特徴が分かります。
一度運動局面からテニスを観てはどうでしょうか?姿勢と3つの局面しか存在しないので、テニスの動作が非常にシンプルに見えてきます。
姿勢→加速→減速→切り返し→姿勢→加速→減速~
この動作・局面の反復がテニスです。
連射撮影で使っていたカメラが水没により故障しました・・・いよいよ一眼デビュー!?ご期待ください。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
小浦猛志氏、山本修嗣に質問がある方は、お問い合せフォームよりお気軽にご質問下さい。
みなさまのアプローチをお待ちしております。
小浦猛志 オフィシャルサイト
http://www.koura-takeshi.com/