山本修嗣: 2010年11月アーカイブ

矢状面での動きと機能を考えます。

 

この面での動作は、前方又は前後に歩く・走るなど人間の基本的な動作が主になります。スキップ動作もこの面です。

  

当然、体の中の機能は肩甲骨-骨盤リズムです。今回これを矢状面型】肩甲骨―骨盤リズムと命名します。(自分語ですね)

  

この面での動きと機能を修得するにはラダー・マイクロハードルが最適です。

  

この種目、ついつい足の動きに眼がいきがちですが腕のスイング(肩甲骨)が使えているかがポイントです。腕(肩甲骨)を振らずに歩いている動作が明らかに不自然な様に、この種目でも腕が動かないのは不自然であり、機能的ではありません。トレーニングではこのポイントを意識して指導しています。

  

  

  

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小学2年の駿くん(ロイヤルヒル'81テニスクラブ)写真当時は1年生。

   

  

 

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【フロントスキップ】

一応、肩甲骨と骨盤は連動しています。肩甲骨が動けば肘が大きくスイングされます。

 

 

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【フロントラン】

う~ん。。。最終的なバランス・リズム・タイミングを調整していくのはこれからですね。

  

 

 

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マイクロハードルの種目をラダーで使ってもポイントは同じです。

  

まずはこの面と機能、【矢状面型】肩甲骨―骨盤リズムを身につけないと前額面と水平面の動きへと繋がっていかないのでは?最近、多くの現場で様々な年齢の選手たちを指導していてそんな事を感じています。

  

自分自身のステップアップへの知恵絞りは、選手たちが教えてくれる。まだまだ【機能】とは奥が深いようです。 

  

 

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人体を解剖学的に観た時に、3つの面というものが存在します。

 

 

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矢状面:人体を左右に分ける縦の面

 

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前額面:人体を前後に分ける横の面

 

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水平面:床に対して平行な水平の面

 

 

この3つの面を運動方向に見立てて動作を考えます。

 

面の動きに対して、それぞれ見た目が違います。

 

普通に歩く走る動作は矢状面の方向、ラケットのスイング動作は水平面の方向など。ですが運動方向、面は違っても体の中は同じ動きorほぼ同じ動きをしています。

 

しかし、矢状面では使えていた機能が、水平面になった途端に使えなくなっている選手がいるのでは?最近はそんな事を考えています。

 

結局のところは肩甲骨―骨盤リズムに結び付けたいだけですが。。。

 

来週はトレーニング動作から面と機能を考えたいと思います。

 

  

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各関節の機能性です。

 

 

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□で青色の部分が安定性、○で黄色の部分が可動性となり、首には安定性の機能が求められます。つまり眼を強く使う際には、首は安定していないといけません。

 

今回は眼球を鍛えるトレーニング「眼球運動」を少しだけ紹介したいと思います。

 

y048.jpg 

両目の中心部にターゲット(ボール)を配置します。これがスタートポジションです。

 

y049.jpg 

最初に動かす方向は上下左右の四方向になります。首(顎)を動かさずにターゲットを眼だけで追うことができるでしょうか?ターゲットをゆっくりと動かして眼球をジワジワ刺激するのがポイントです。

 

 

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ファアサイド・バックサイドの低い所や高い所、苦手なポジションでは首が動きやすい傾向がみられます。

 

そして眼球運動を行っている際の姿勢は・・・

 

 

y051.jpg

当然パワーポジションです。

スプリットステップで地面を強くプレス+その瞬間に眼球も強く使えれば反応速度の向上に繋がります。最後は全ての要素が繋がる。だからこそトレーニングは必要なのです。

 

スイングスピードを上げようとするあまり、首振り人形の様に首が振れる選手(代償運動)を多く見かけますが、首は安定性を担う関節であり視覚に関係している関節です。

 

特に低年齢では視覚からの情報が脳を刺激し、脳の発育に繋がってきますので代償運動を起こさせない指導(トレーニング・プラクティス)が大切です。

 

 

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先週の続きです。2種類のうちどちらの姿勢の方が、眼球がハマる感覚がありましたか?

  

感覚としては

    顎を引いて上目づかい→眼球がハマる感覚があり、目線が安定する。

    顎を上げて上から目線→眼球がユルむ感覚があり、目線が定まりにくい。

  

となるはずです。これは眼球を使う機能が首と関係しているためです。

 

関節には可動性を担う関節と、安定性を担う関節の2種類があります。

では、首(頸椎)という関節にはどちらの機能性が求められるでしょうか?

 

 

y046.jpg

人体機能は本当におもしろい!

 

次回に続きます。。。

 

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