2010年11月アーカイブ

スマッシュ

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テニスの難しさが思い知らされれば、知らされる程とりこになる魔性のスポーツ、テニス!!

数あるショットの中で誰もが思い切り打ちたいのが、サーブと今回のスマッシュ。

多分、皆さん方がランク上の人とやればやる程、手玉に取られるのが宇宙まで限りない大空へのロビングでかわされ、追いつめた戦況が一変ピンチとなり、自陣形は前後にパートナーと遠く離れ、上下にゆさぶられて悔しい思いと疲れが残ります。

一発のロビングは、戦意をも奪われます。今回は、「ジャンピングスマッシュ」がテーマ。

※ ロブが上がったら左手を上げて、ボールの方向へ。ラケットは右肩にかつぐ様に素早く構えてボールの下に入り、インパクト、フォームはOKですが「ジャンピングスマッシュ」は難しい。何故か?

左手を初めから上げ、右手も上げたら後方へのバック走は無理、何度も言いますがロビングは頭上に来るまで、1秒位のゆるく見えるが速いボール。

上級者が上げても初級者が上げても同じです。他のショートと決定的に違います。違うのはライジングで上げる上級者と、ボールを落として上げる初級者でしょう。又、どんな時にもテニスでは、状況判断予測は不可能です。

空間という大きなスペースを支配するには、状況判断と予測しか防ぎようがありません。



ジャンピングスマッシュの注意点

① 相手の体勢を見る
ボールとの距離、バランス、ラケットフェイス、走るスピード等々、圧倒的ショットで有れば、ロビングは誰でも解ります。でも、動いているボールを追いかけて見てしまう人は「次、どうするのー」とボールにつられて、状況判断を失い、ネットに詰めすぎ「天を仰ぎます」。

ゆるい球、ロビングを打つ時は、バランス、フットワーク、ラケットフェイス等に必ず何かの変化が有ります。又、自分が「ハッ」とするのは、構えと自分のポジションでの空間。後方(ベースライン)までの後の眼にスキがある時です。ダブルスでもシングルスでも、ネット付近のポジショニングは、後方空間への認識が大切です。


② ロブが上がったら、下図のようにバック走

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サイドステップかクロスオーバーでバック走。まず、ボールを追いかける。



③ 頭の後にボールがおちるようにボールに到達。ジャンピングスマッシュは、後足を踏切り(ボディーインパクト)Hitします。そして、前足着地で次の体勢作り。この時、後足は、1〜2の方向へ踏切ります。

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ラケットの面は、一回だけ動かす。バレーのアタッカーと上半身は同じ動きです。いつもジャンプをしいられるバレー、又、バドミントンのスマッシュも同じ動きです。踏切り時に「エイッ」と声かけ練習をやって下さい。

いずれ、これ等のショット練習方法は近いうちにDVDを出します。宜しく。





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今年最後のセミナーで会おう!

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師走、アジア大会も終了。後 少しで今年も暮れます。
皆さんにまた皆さんを信頼してくれるスクール生、ジュニアに取っても良い2010年だったでしょうか?

現場指導45年の私には、厳しい刃を向けられた一年でした。

ご存知のスーパーレディ クルム伊達公子が復活、2年7ヶ月"試合は1%も諦めない。
来年に向けコーチを。"厳しい要求です。敵は40才の肉体にあり。世界中誰に取っても未知の領域!

相談相手も無く知識と知恵の全てを賭け50位の壁を乗り越えました。
言うは易く するは難し、分析は最も貴重!現JTA テクニカル サイエンス サポートが追跡し、必死でカメラを回し"強さの秘密"迫りました。


梅林氏を始め池田 亮氏等が12/19東京ビッグサイトにて発表します。
愛好家も選手でもテニスの基本は同じ、21世紀のテニスを支える全てのコーチ必見のセミナーです。

私も勉強のため参加します。たったの五千円で来年の指導が変わるセミナーで会いましょう。そのうち見れるはコーチの大敵。情報はその時に共有する。

発信者 小浦 猛志     指導員 コーチ S級コーチ の皆様へ


 スポーツ サイエンス テクノロジー(イベント名)  12月19日 午前10時~13時 場所 東京ビッグ サイト(有明) 特に関東地域の皆様、どなたでも参加出来ます。参加料 5000円です。


スポーツ サイエンス テクノロジー
http://www.sports-st.com/

矢状面での動きと機能を考えます。

 

この面での動作は、前方又は前後に歩く・走るなど人間の基本的な動作が主になります。スキップ動作もこの面です。

  

当然、体の中の機能は肩甲骨-骨盤リズムです。今回これを矢状面型】肩甲骨―骨盤リズムと命名します。(自分語ですね)

  

この面での動きと機能を修得するにはラダー・マイクロハードルが最適です。

  

この種目、ついつい足の動きに眼がいきがちですが腕のスイング(肩甲骨)が使えているかがポイントです。腕(肩甲骨)を振らずに歩いている動作が明らかに不自然な様に、この種目でも腕が動かないのは不自然であり、機能的ではありません。トレーニングではこのポイントを意識して指導しています。

  

  

  

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小学2年の駿くん(ロイヤルヒル'81テニスクラブ)写真当時は1年生。

   

  

 

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【フロントスキップ】

一応、肩甲骨と骨盤は連動しています。肩甲骨が動けば肘が大きくスイングされます。

 

 

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【フロントラン】

う~ん。。。最終的なバランス・リズム・タイミングを調整していくのはこれからですね。

  

 

 

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マイクロハードルの種目をラダーで使ってもポイントは同じです。

  

まずはこの面と機能、【矢状面型】肩甲骨―骨盤リズムを身につけないと前額面と水平面の動きへと繋がっていかないのでは?最近、多くの現場で様々な年齢の選手たちを指導していてそんな事を感じています。

  

自分自身のステップアップへの知恵絞りは、選手たちが教えてくれる。まだまだ【機能】とは奥が深いようです。 

  

 

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神戸新聞に載りました

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神戸新聞 2010年11月22日
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地元紙 神戸新聞(日本テニス協会 メディア大賞を地元紙で初めて受賞した、日本でテニスを最も沢山記事にして頂ける新聞社です)に、11月22日に掲載された「見る思う」面の記事です。

クルム伊達選手がグラフとのドリームマッチにそなえ猛練習開始直前、2007.12.24園田学園テニス部キャンプ中にアキレス腱全断裂。


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この時に友人、イスクカンパニーの加藤氏からこのオイル「O2Kraft(オーツークラフト)」を頂きました。ドイツ製のこのオイル。酸素が一杯のスグレもの。

アキレス腱断裂がこのオイルのおかげで早期回復勿論、彼女(クルム伊達)からもエネルギーをもらいましたが、酸素の威力は抜群です。このオイルのお陰で、この年齢(68歳)で現役ツアーコーチ(9/13〜10/18 ソウル北京、東京)でクルム伊達選手のサポート。

皆さん使ってみて下さい。


お問い合せ先

イスクカンパニー
http://iskcompany.com/


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ネットプレー パンチボレー

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前回述べたように、ボレーには2種類のショット。
一つは、コントロールボレー。もう一つは、今回のパンチボレーです。

勿論、コントロールボレーもプレーする場所によって相手のボールスピード、ポジション等により、打つスピード、プレースメント(狙う場所)はさまざまです。そこで、このパンチボレーは、ネット近くの(サーブボックス内)頭より高いが、スマッシュはやりづらいチャンスボールと想定して下さい。(下図)

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活きの良い選手達は、ボールに飛びつき、ハードヒットしますが、一般愛好者にとっては、やっかいなボール!

見ためはチャンスでも、突然のチャンスボールは"チャンス"とハッとした瞬間、棒立ちになり呼吸が止まり、見ためチャンスで身体はピンチにおちいります。

結果、アセってミス!!は週末のニッポン全国で一日何本あるでしょう。星の数程、私も経験しました。


前にも書きましたが、テニスで一番難しいのは、ゆるい球(チャンスボール)打つ事、(ドロップショット、ロブ)とゆるい球を処理(ハイボレー、スマッシュ)する事です。これが、自在に処理出来たらもうアナタは上級者です。


さて、パンチボーレの注意点

1、肩甲骨を意識し身体を動かすと、棒立ちにならず身体のバランス下半身に力が入る(動ける体勢作り)

2、ラケットのスイートスポットをボールに向け、充分にテイクバック

3、インパクト時に「パンチ」と強烈にさけびながらボールを打つ

この3つが重要です。難しいのは、「パンチ」と言えるか、又、そのタイミングがどうか(あっているか)です。


お腹(体幹)の中に、呼吸に反応する筋肉が有ると思って下さい。「エイッ!!」と気合いで打つでしょう。それです。

タイミング良く声のでる時は、抜群のバランスをしています。ミスして素振りの反省時に呼吸のタイミングは、強さと一緒に反省する事です。
又、パンチ!!とさけんだ時、パ・ン・チ どのタイミングで打ちますか?


ン・チはダメでしょう(笑)運の尽きです。パの瞬間に全力でラケットを振り、ボールを打つのがタイミングです。

又、練習やドリルを行なう時は、コントロールボレーとパンチボレーをmixさせてやる事で効果が上がります。

4球のボールを打った時、1球はどこかにパンチボレーを約束なしで行なうとより効果的。(リズムの違う練習で、実戦に強くなる、楽しくなる)
ゲームに約束なし。思通りに行く相手は、レベルが違う。ライバルは、約束するのはプレーの日時と場所のみ。ゲームはタイミング(呼吸)のはずしやい!!

次回は、スマッシュです。





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プレゼントのお知らせ

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My homepage愛読者の皆様。

毎回のアプローチ感謝しています。半世紀近くの選手からコーチ。

頭の整理がつかない程の経験、学びを継続して掲載出来るのは皆様のお陰です。

そのお礼に心ばかりの贈り物を、数は本物ですから2つしかありませんが、ご希望の中から、抽選で決定したいと思います。

1、    クルム伊達公子選手
2010年10月 北京オープン参加記念額 本人サイン入り
(額の裏に小浦猛志サイン入り)

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2、1998年NHK趣味悠々 テニスレッスン書 松岡修造
テクニック、文章は小浦猛志が担当しました。

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この2つ、1か2どちらか1つにご応募下さい。

プレゼント応募期間は、12月30日まです。皆様の応募をお待ちしております。


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人体を解剖学的に観た時に、3つの面というものが存在します。

 

 

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矢状面:人体を左右に分ける縦の面

 

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前額面:人体を前後に分ける横の面

 

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水平面:床に対して平行な水平の面

 

 

この3つの面を運動方向に見立てて動作を考えます。

 

面の動きに対して、それぞれ見た目が違います。

 

普通に歩く走る動作は矢状面の方向、ラケットのスイング動作は水平面の方向など。ですが運動方向、面は違っても体の中は同じ動きorほぼ同じ動きをしています。

 

しかし、矢状面では使えていた機能が、水平面になった途端に使えなくなっている選手がいるのでは?最近はそんな事を考えています。

 

結局のところは肩甲骨―骨盤リズムに結び付けたいだけですが。。。

 

来週はトレーニング動作から面と機能を考えたいと思います。

 

  

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フォア バックのLow middleボレー

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今回は、フォア バックのLow middleボレー
さて、ボレーの種類は何種類!!

私流には2種類。コントロールボレーとパンチボレー。使い分けは状況判断と予測。

ボレーの注意事項
① 眼球運動
頭、顔の動く人は眼でボールを追っていないから身体バランスをくずし速く動かない。できるだけ、眼球運動でボールを追う事です。
眼はスポーツの世界では、時間をくれます。速く感じる人は余裕がなく、ゆっくり見える人は余裕が有り動きもスムーズです。

② 眼と手足の協調
・ ラケットのスイートスポット、1点に集中(意識の眼)
眼はボールを追います。

・ ボールが右側に来たら小さく右脚から初動と同時に、ラケットのスイートスポットを出来るだけ素早くボールに向ける。

・ タイミング良くボールとデート。打った瞬間しっかり体の動きを止めるインパクトです。これは前回バックのストロークでも言いました。タイミングは、1000分の何秒(誰が打っても)の世界です。

・ ボールを打つとき「コントロール」と言ってみましょう。コントのコのタイミング、ロールのロのタイミング、コのタイミングで打つと身体と呼吸がうまくいきスムーズです。

・ インパクトの次は素早く、次の姿勢(レディーポジション)に戻り、次のボールに備える。

① 構え ②動く(加速) ③止まる(減速) ①次の姿勢・構え(切返し)

練習方法は、上記の①②③の動作を素早く3〜5球連続して行なうと効果的です。決して10球連続も行なわない事。高速運動は、一般の人は5秒以内Topジュニアでも7.7秒〜10秒以内が基本練習の基本の基本です。

くれぐれも、眼球運動に注意。


③が①②③の動きがスムーズになり、次のステップアップはボールコントロール

5球〜6球のボールを長い(ベースライン)短い(サーブボックス)を交互、又は自分の意志でコントロール(方向は一定)

※ 球出しは図の様に必ずちがう方向から出し、ちがう方向に打つと実戦的

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各関節の機能性です。

 

 

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□で青色の部分が安定性、○で黄色の部分が可動性となり、首には安定性の機能が求められます。つまり眼を強く使う際には、首は安定していないといけません。

 

今回は眼球を鍛えるトレーニング「眼球運動」を少しだけ紹介したいと思います。

 

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両目の中心部にターゲット(ボール)を配置します。これがスタートポジションです。

 

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最初に動かす方向は上下左右の四方向になります。首(顎)を動かさずにターゲットを眼だけで追うことができるでしょうか?ターゲットをゆっくりと動かして眼球をジワジワ刺激するのがポイントです。

 

 

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ファアサイド・バックサイドの低い所や高い所、苦手なポジションでは首が動きやすい傾向がみられます。

 

そして眼球運動を行っている際の姿勢は・・・

 

 

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当然パワーポジションです。

スプリットステップで地面を強くプレス+その瞬間に眼球も強く使えれば反応速度の向上に繋がります。最後は全ての要素が繋がる。だからこそトレーニングは必要なのです。

 

スイングスピードを上げようとするあまり、首振り人形の様に首が振れる選手(代償運動)を多く見かけますが、首は安定性を担う関節であり視覚に関係している関節です。

 

特に低年齢では視覚からの情報が脳を刺激し、脳の発育に繋がってきますので代償運動を起こさせない指導(トレーニング・プラクティス)が大切です。

 

 

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ボレーの技

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今日は、ボレーの技をお伝えします。

ストロークとボレーは基本的に、体の機能動きは同じです。
私のDVD「歩く走るとテニスは同じのボレー編」を見られた方は参考にして下さい。

まず、ボレーは時間が極度に短い。

1秒かかるプレーは、ネット際ならチャンスボール Ready Positionからボールへ向けて身体がのびる様に動き、ボールに届きインパクトの際に瞬間、身体が縮みインパクト(止まる)できると強くボールが打てます。

この動作は前後、左、右、高、低と結構広いですが、よくよく考えてみましょう。
テニスコートは、そんなに広く長くはないです。平面的に見ると次の図です。
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右サイド、真ん中、左サイドのポイントで打たれたボールは、こんなラインでパス(打って来る)されるでしょう。又、ストレートは速く、クロスは角度がつけばつく程ゆるいでしょう。

ボレーをする側は、この放射角を予測し 1vs1 2vs2 3vs3の様に陣を取り(ポジション)相手にプレッシャーをかけます。ボレーは自分が仕掛けたアプローチの効果と相手のバランスで予測し、前後にポジションが変わります。

ネットでの空間は、左右2.5m位が最大でしょう。ストロークの守備範囲に同じですが、ネットではロビングと言う高さの空間が入ります。左右の高速ボールと体の力の抜ける様なゆるいボールに対応する構えと呼吸使いが1ポイントにつながります。こんな動き(戦術)を意識して次回は技の具体化です。

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日本では、技術と言われます。技は基本技のみ。術は千変万化。ネットプレーは初心者の時から術を考えて、基本を学ぶとテニスは100倍面白い。

特に一般の愛好家はダブルス志向。ベースラインにいる時は、3人が見えるからうまく動き立ち回れるが、ネットに行くと一人ポツンと淋しそうになるのは、ネットプレー基本技練習で、こんな状況を頭にいれて練習しないからです。

いつも平面だけでなく、立体的にヒラメキ、トキメキながら練習を涙の数失敗は成功のモト!!






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バルーンキッズ

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11月5日(金)・6日(土)とバルーンキッズが開催されました。

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グラスコート佐賀テニスクラブ
http://gcs-tc.com/

先週の続きです。2種類のうちどちらの姿勢の方が、眼球がハマる感覚がありましたか?

  

感覚としては

    顎を引いて上目づかい→眼球がハマる感覚があり、目線が安定する。

    顎を上げて上から目線→眼球がユルむ感覚があり、目線が定まりにくい。

  

となるはずです。これは眼球を使う機能が首と関係しているためです。

 

関節には可動性を担う関節と、安定性を担う関節の2種類があります。

では、首(頸椎)という関節にはどちらの機能性が求められるでしょうか?

 

 

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人体機能は本当におもしろい!

 

次回に続きます。。。

 

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バックハンドの練習方法

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さて、前回報告しました様に、9〜10月中旬は文字通り伊達騒動でした。

強い秘訣はどんな状況でも「1%もあきらめない」。
東京・大阪の試合会場で観戦された方々は、ピリピリする緊張感がコート上だけでなく、観客席をも包み、蝶のように舞い蜂の様に刺す華麗なプレーに魅せられた事と思います。生の戦場から学ぶのとTVで観戦する差は、言葉に表現できません。

試合の観戦については、随分書きました。機会が有れば試合会場に足を運んで下さい。クルム伊達選手の事は、又報告します。


暑かった夏も終わり、今年もあと2ヶ月。熱中すると光陰矢の如く「年中夢球」(福井烈氏の言葉です。)でテニスに夢中の皆さん、今回はバックハンドの練習方法に効果的な方法をお伝えします。

ご存知の様に、二つの打ち方ワンハンドと両手打ち、この2つは基本的に体の使い方は全く変わりません。両手打ちの方は、ワンハンドも使えたら最高です。

一般的にフォアと比較すると、パンチ力とラケットコントロールに難がある人が多いですが、まずパンチ力のつけ方ですが、両手打ちの人は両手でグリップを握ったら、下に来る手を放し上のグリップはそのままで、左手(右利き)右手(左利きの人)の片方で、8〜10球打って下さい。

利腕ではないので、ボールがどこに飛ぶか不安でしょう。ラケットも思う様にコントロールできないもどかしさはあっても、体を使ってどんどん打つ事。
決して当てよう、コートに入れようじゃ禁物。空振りしようがホームランになろうがおかまいなしに8〜10球、少し足も動かし打つ事に集中する事。

約10球打ったら、両手で5球打ってみてください。

打球感覚、ラケットスイングのスピード感、力感の違いが必ずわかるハズです。
10〜15分で激変します。身体の力感の変化に気づき有り。

これはクルム伊達選手が子供の頃にコーチから指導されました。
時々、彼女は試合にバックのランニングショートでやっととどいたボールを、左手だけで返球します。彼女のバックハンドの素晴らしい秘密はたったこれだけです。

次にパンチ力、ワンハンドの人は特に大事です。
フォームはOKでもボールが強く飛ばない人、トップスピン、アンダースピンがしっかりかからない人は、この練習でOKです。

それは、テイクバックからインパクトまでしっかりスイングし、ボールがラケットに当った瞬間全ての動きを止める急ブレーキをかけ、インパクト ポーズ バランスを保つ事。加速〜減速〜切返し、これはテイクバック、インパクト、フィニッシュです。

インパクトは、瞬間(ボールがラケットに当ってる瞬間は、3/1000〜7/1000秒らしい)こんなタイミングで、スイングを停止させるのがテクニックです。
この練習はかなりの体力を使います。決して沢山やらない様、お腹の中に呼吸に反応する筋があるのでしっかり呼吸と連動する事(気合でしよう)

素振りで3回、球打ち3回位が一般的には適度な数です。10回も続けない事。バランスが、タイミングが、リズムが悪いと体に負担がかかります。又、バランスが、姿勢が悪いと呼吸と連動しません。多くの選手がコート上でハーッ、ホーッと声を出しているのがその事です。シャラポワはうるさいですね(笑)
シーズン オフにしっかり練習して下さい。

このパンチ力向上練習は全てのショットに有効です。決して沢山やらない様に。






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