小浦猛志(小浦武志): 2013年1月アーカイブ

全豪オープン真っ盛り

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全豪オープン真っ盛り。南半球から選手の強烈な戦いが電波をふるわせます。
さて、今回は専門的に書いてみます。

皆さん方は、全豪の選手の活躍をTVで観戦され「チョットでもその技を盗んでやろう」とスーパースローを何度でも見て研究されているでしょう。

では、技って何で出来ているのでしょう? 以前にも書きました。


技は「バランス」が一番。その中にタイミングとリズムが有ります。
バランスを見る時、3つのポイント

(1)テイクバックバランスに入るタイミングが悪い(ほとんどが遅れるケース)とスイングにリズム感、滑らかさがなくなります。

(2)インパクト、バランス。ここは、2つのインパクト、最初はボディーインパクト・地面を強く踏みつける事で体重の4〜6倍位のパワーを地面からもらいます。(強く歩いたり、走るのと同じです)もう一つは、ボールインパクト。

私はいつもこの2つのインパクトを観察します。インパクトは、地面やボールから力をもらう事、例えば、ボールを力一杯打つ瞬間、「空振り」したら、バランスを崩しませんか。

「何故、空振りしたらアンバランスになるか」はインパクト、衝撃の力がもらえない。もし近い所でインパクトすると、衝撃が大きく力をもらい過ぎて、後ろへのけぞるでしょう。遠すぎると力がもらえない。

バランスは、重心を上下につなぎ合わせて保持します。重心は力の通り道であり、ヒッティングポイントとの距離を決める大切な所です。

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バランスは、ヒザのスタンス内に有る事。それを支えるのは足(フット)のスタンス。上半身の重心は、バランスとヒッティングポイントの距離を決めるのに重要な所です。

低い球、腰の高さ、肩から顔の高さ等々、様々な高さで打つ時、その高さの重心を確認し、素振りで学習してみるとスムーズに出来るでしょう。パワーは下から上に伝わって行きます。バランスが悪かったら、ロスします。高い球が不得意な人は、バランスが悪いからです。


全豪は後半に入り、ますますエキサイティング。
スーパースローが出たら、下半身に注意。右側のショットは右足のつま先が飛球方向へ、左側は左足が向いていきます。
下半身が全てと思い見て下さい。

フットワークは球の所に行くまででなく、打つときも有ります。

次回は、スピードとインパクト(衝撃)に関して書きます。
「バランス=呼吸=腱反射」についてです。




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明けましておめでとうございます

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2013オーストラリアオープンが間もなく開幕。男女共、大混戦の南半球の戦い。
私は今年も、ミラクルレディー「クルム伊達」に期待します。復帰当時は、メディアも騒々しかったが、今は当たり前になった彼女の活躍。

42歳4ヶ月になろうとする「クルム伊達」。その活躍の原因は何か。彼女がプレーをやり続けている間にしか出来ない技、体力、戦術の謎解きに挑み、20数年前に教えた事の再確認と近年の何か真新しい事実があるのか?と追求したいと思います。

今迄の所は、主に昔に伝えた「スポーツ・テニス」の基本は今もジュニアを指導したり、改善を目指す選手の切り口等々、あまり変えてません。

現在、活躍中のTop選手や12〜18歳のジュニア達を見て感じることは、ラケットさばきは本当にうまくなったと思います。
例えば、クルム伊達をはじめ、世界の50位以内に入った過去の選手の15歳当時と現在の15歳位ジュニアと比較したら、比較にならない程、今のジュニアは「うまい」。

でも、良く観察すると不足がある!!
あまりにも出来上がり過ぎと言えば、語弊があるかも?!
こんなに出来上がった「うまい選手」をどうしたら「もっと強い選手」になるか?とここ数年見て来ました。

ブログを長々とサボりましたが、今年は又々テニスの「技を求めて」選手(ジュニアからチューン・アップ)育成強化と一般愛好家の方々でも十分できるテクニックをお伝えします。

次回は、もう一度「技の基本」を書きます。




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