2011年6月アーカイブ

人間的に、動物的に本能や機能を引き出すにはどうすればいいんだ・・・いつも考え、いつも悩みます。

 

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明日実践投入予定の素材たち。見た目は???ですが、使い方はいたってシンプルです。

 

自分が考えている予想に対して、実際選手たちがどのような反応・行動をするのかワクワクですね。


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ご質問へのご回答

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【ご質問内容】
感覚がつかめず悩んでいることがあります。
ショートラリーでは回転量を調整したりしてボールの高低、コースをクロス、ストレートに打ち分けてサービスラインのボックスの中にそこそこ調整できるのですが、ベースラインに下がってラリーすると距離の調整や高さの調整がすごく難しく感じます。

ショートラリーではウォーミングアップの段階でやるのでほぼ反面で動きが少ない、距離が短いので遠くへ飛ばさなければという力みがない等要因があると思いますが、ベースラインまで下がった時の深さ・高さ調整をしようとするとボールまでしっかり走れていないなどの他に、ショートラリーではボールの下からグリップエンドが入っていける感覚があるのですが、ベースラインまで下がったときは遠くへ飛ばさなければとか、チャンスボール時の強く打たなければ、チャンスメイクのためのショートクロスを打つとき、相手のボールがスピン、スライスなどによるタイミング・テンポやスピードの違い、自分の打点の高低による違い等でこの感覚が変わってしまいます。
まずどういう点から意識していけばよいでしょうか?    



【ご回答】
今は全国どこでも始まりはショートテニス=ミディテニス
でも、コートがミディになると体の動きまでミディになり小手先だけのウォームアップこれでは意味がありません。習慣的ウォームアップは練習にはなりません。

コートや距離がミディでもベースラインで打つ様に全身を使って距離&スピードをコントロールしないとダメです。ミディテニスはコートだけがミディです。テニスにショートやミディはありません。

もう一つ、軌道 ボール軌道と回転、両イメージがあります。どちらが大切ですか?

これはフォームはOKでも球が思う様にコントロール出来ない方に必ずあります。軌道と回転どちらを優先するかで全てが変わる〓私が教える前に一度考えましょう。
お待ちしてます。




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2人目の姪っ子ちゃん登場です。


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姉夫婦の姪っ子ちゃん(6ヵ月)です。

 

ハイハイはまだなのですが、今注目している点は足趾の運動量の多さ。縮めたり、伸ばしたり、開いたりと多彩な動きをしています。

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寝ている時以外は常に動いているのではないかというほどの運動量です。我々成人をはるかに上回っている、この点は見習うべきだと思います。

うる覚えですがデッドリフトの動作の際に、足趾に力を入れて動作を行った場合とそうでない場合では、16%ほど最大筋力に差が出たという文献をどこかで昔読んだ記憶があります。

 

相撲の力士が土俵際にいる際に、すさまじく趾に力が入っているのはそういうことなのでしょうか。

 

ではフォアハンドのヒットの際に、趾に力が入っている場合とそうでない場合ではショットクオリティーに違いが出るのでしょうか?もし指と趾が連動することで機能に繋がるのなら、違いが出る可能性は十分にあると考えています。

 

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足趾を動かす簡単なトレーニングは【マーブル拾い】です。やってみると意外と趾に力が入りにくい。日常的に趾を使っていないと痛感させられます。

 

趾で掴めるサイズの物なら何でもあり。ぜひやってみてください。


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スポーツ選手には2種類のタイプがあります。

 

・ひたすらに自分のやっている競技だけに集中するタイプ。

・多方面から得た知識や経験を自分の競技に刺激として落とし込めるタイプ。


前者をI字型、後者をT字型と呼びます。


例としてテニスの練習時間が3時間あった場合、I字型はプラクティスに3時間。

T字型はウォーミングアップ、プラクティス、トレーニング、クーリングダウンに3時間。

 

ではどちらの型が、早い年齢から結果が出やすいでしょうか?当然物事の習熟目安となる10000時間に早く近づけるI字型でしょう。


ですがコンディショニング・体作り・動き作りをしている選手と、していない選手では同じ時間の消費でも【質】が全く違ってきます。ブレイクスルーを呼び込める選手を育てるには、質の高い10000時間を経験させるのが重要です。

 

またトレーニング以外の点では、テニス以外の分野に興味を持たせることが大切です。他競技やスポーツ以外の分野。音楽、料理や読書など感性を刺激する分野。

 

テニスからしか刺激や気力を得られない選手は、壁にぶつかった時にそれを突破できずに伸び悩む。多方面から刺激を受け、感性が豊かな選手こそが真のアスリートと呼べるでしょう。

 

特にゴールデンエイジは脳が活発化する時期なので、球数を打つことも大切ですがテニス以外の分野も体験させたいものです。

 

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何事にもチャレンジ!

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ご質問へのご回答

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【ご質問内容】

11歳の娘がいます。
フットワークのトレーニングについて教えてください。
近くに海岸があるのですが砂浜トレーニングは、効果あるのでしょうか。
また、どのようなトレーニング方法があるのでしょうか。
まだ、小学生なのでいろんな経験をさせてトレーニングをさせたいのですが、何か良い方法があったら、教えていただけないでしょうか。
よろしくお願いいたします。



【ご回答】
今 どこかテニススクールに通ってられますか?

もしホームスクールがあるなら、まずホームコーチの指示を受けて下さい。
体格 年齢 体力に応じてやる事が大切です。

サウンドトレーニングは効果はありますが、ダメージも有ります。11歳くらいなら砂場で思い切りボール遊びで充分です。又  簡単なトレーニングは私のブログで昨年の今頃の所に山本トレーナーが紹介してます。


参考
http://koura-takeshi.com/blog/2010/08/







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スランプ脱出方法

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【ご質問を頂きました】
 現在、高校のテニス部のコーチとして女子の部員たちと共に日々切磋琢磨しております。
4月25日「1%の確立」という記事の中でのスランプのお話が大変興味深かったです。
 テニス部の部員たちも現在スランプ(フォアハンドに自信がない、自分が上手くなってる気がしない等)に直面し、悩みながら練習しております。

 この状態を打破すべく、今後どのように練習に取り組んでいくべきか考えているところです。
 私の考えでは、(1)フィジカルを充実させるためにトレーニングを見直すこと。(2)そして、オンコートでは「1からテニスを習うつもりで」基礎的な練習の繰り返しをして、本人たちが気付くチャンスを探りたいと考えています。

選手たちをスランプから救出する際に何を考え、どう対処されるのか、ご意見をお聞かせ頂けると幸いです。


【ご回答】
先生、返事が大変遅くなり申し訳ございません。
間もなく全国各地で、全国高校の県予選が始まりますね。日々選手と共に、一歩前進を目指し、ご活動、奮闘努力の最中と存じます。さて、ご質問の「スランプ脱失」別名「伸び悩み」

特に若い選手にありがちです。近年、テニスを始める年齢が10歳以下から等、大変若くなってます。テニス歴3年位、5〜6年、8〜9年等の経験年数チェック。何故かと言いますと、私の経験で(1)テクニカルスランプ と (2)メンタルスランプの2種類が有ると思います。

(2)のメンタルスランプには、成績を追っかけ過ぎて、「私はこの位のランキングのあたりが一番いいや」とあと少しの頂点を目前に高原状態(プラトー)をおこしている選手。周囲はやきもき、こんな選手は、メンタル的インパクトが必要。練習態度を見ればすぐわかる。どんなに強くても私は相手をしない。

いかにも「頑張ってる」と見せる選手、この選手は難しい。プラトー状態です。でも、本当に壁にぶち当たり、悪戦苦闘している選手は姿勢がちがう。「ボールと戦っているか」「打方を気にしているか」「しっかり打っているが、球質とコース等に」納得がいってない態度、又マッチを行こなった時に結果にむすびつかない等、多々有ります。今回は、ご指摘の「フォアハンド」のスランプ強化の話しをしましょう。

フォアハンドは、初心初級者にとっては一番始めに打つショットで易しく、中・上級とレベルアップする程難しいショットです。原因は、肩甲骨、骨盤、下半身等、全身を大きく使って打つのと、ヒッティングポイントの幅がバックに比べてあまりにも広く、タイミング、リズム、バランスをくずしやすい事です。しかも、試合ではサーブに次ぐ武器となるので、試合が続くと名手でも調子が狂います。「フォアハンド」は、Top選手でも常に悩むと思って下さい。

下半身のフットワーク、第一歩がタイミング良く動いているか、ボールに届いた所で軸足がしっかり打つ体勢になってるか。ボールに近すぎてないか、テイクバックがリズムカルに行なわれているか。特にフォアーの調子が悪い人は、ボールに近い人がスランプになりやすい。今回はボールとの距離をチェックして見て下さい。





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日本にはこんなことわざがあります。

 

10で神童、15で才子、20(ハタチ)過ぎればただの人

 

なぜそのような現象が起こるのか?それに近い内容がスポーツジャーナル2011夏号vo.288に掲載されていました。

スポーツジャーナルは日本体育協会の資格を持っている指導者の方ならお手元にあるはずです。

 

興味深いのは文中で【物事の習熟は100000時間でおおよそなされる。時間で言うと、毎日3時間で10年ちょっと。】

 

普通に計算すると90年以上かかるので、これは恐らく10000時間の間違いでしょう。つまり習い事でもスポーツでも習熟の目安はほぼ10000時間。当然テニスも10000時間目安。

 

この10000時間を過ぎた後の壁を一気に突破する事をブレイクスルーと呼ぶそうです。

 

年月でいうと本格的な競技のスタートから10年前後。ジュニア期の終盤からプロやシニアに転向した時期に当たります。

 

20歳でただの人にならずにブレイクスルーを呼び込める選手を育成するためには?

 

次回に続きます

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長年の経験から

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今年もまた岐阜、福岡、久留米の国際女子オープン50,000ドルを視察して来ました。第一週は、若手の石津選手が優勝し、かなりの期待をしましたが、第2週は超ベテランのタナスガーン、第3週はこれもベテランの藤原里華選手。

終わってみたら、ベテラン、中堅の頑張りが目立ちましたね。今の日本女子テニス界、19、20歳前後にいっぱい良い選手がいるのにどうして年頃でもっと沢山ブレークしないのか、不思議で残念です。

長年の経験から厳しい事を書きます。

何故、18〜20歳で伸び悩むのか、
(1)    あまりに低年齢からテニスばかりしすぎ
(2)    成績ばかり追っかけすぎ。どの選手も将来を見て技を磨いていない!!

この言葉を皆さん方は、どの様に感じますか。

今は10歳以下で子供達はテニスを始めます。始めたばかりの子供には、何もわからないが、世界のトップ選手くらいは一年もたてば知るでしょう。2〜3年もすれば、試合もするでしょう。成績も上がるでしょう。でも、テニスの事は、ほとんど何も知らない!!

テニスルール、ネットの高さ、コートサイズ、練習方法、トレーニングほとんど知らない、選手達は!!

でも、そんな選手の周囲にいる大人達はどうなのだろうか?

指導者、コーチ、両親達は知っているのだろうか?この人達が解っていなければ13〜14歳位で成績を上げ「さぁ国際舞台へ」と思っても、伸び悩みが待っているだけ!!

この3週間、沢山の選手を見て来た、何年も200位100位の壁にはねかえされている選手を見て来ました。『もう、選手自身が気が付かないと!!』と言う声を
アッチコッチで目にします。ダメですね。
選手は気が付かない!! 特にジュニアや若い選手はそれを見抜いて指導するのがコーチ!!


チューンアップコーチの勉強が不足していると感じます。厳しい事を言うが、グランドスラムで成功するのは並大抵じゃない。男も女も超大変。
増してや、ジュニア時代に成績ばかり良かっても所詮ジュニア。人体の機能を高めるのは絶対基礎。
テニスレッスンである意味、ジャマクサイ無駄な時間に見える。でも、コーチとしては、これが理解出来てレッスンプログラム、カリキュラムが作れる。世界を目指すコーチ、ジュニアはしっかり勉強して下さい。






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