今年もまた岐阜、福岡、久留米の国際女子オープン50,000ドルを視察して来ました。第一週は、若手の石津選手が優勝し、かなりの期待をしましたが、第2週は超ベテランのタナスガーン、第3週はこれもベテランの藤原里華選手。
終わってみたら、ベテラン、中堅の頑張りが目立ちましたね。今の日本女子テニス界、19、20歳前後にいっぱい良い選手がいるのにどうして年頃でもっと沢山ブレークしないのか、不思議で残念です。
長年の経験から厳しい事を書きます。
何故、18〜20歳で伸び悩むのか、
(1) あまりに低年齢からテニスばかりしすぎ
(2) 成績ばかり追っかけすぎ。どの選手も将来を見て技を磨いていない!!
この言葉を皆さん方は、どの様に感じますか。
今は10歳以下で子供達はテニスを始めます。始めたばかりの子供には、何もわからないが、世界のトップ選手くらいは一年もたてば知るでしょう。2〜3年もすれば、試合もするでしょう。成績も上がるでしょう。でも、テニスの事は、ほとんど何も知らない!!
テニスルール、ネットの高さ、コートサイズ、練習方法、トレーニングほとんど知らない、選手達は!!
でも、そんな選手の周囲にいる大人達はどうなのだろうか?
指導者、コーチ、両親達は知っているのだろうか?この人達が解っていなければ13〜14歳位で成績を上げ「さぁ国際舞台へ」と思っても、伸び悩みが待っているだけ!!
この3週間、沢山の選手を見て来た、何年も200位100位の壁にはねかえされている選手を見て来ました。『もう、選手自身が気が付かないと!!』と言う声を
アッチコッチで目にします。ダメですね。
選手は気が付かない!! 特にジュニアや若い選手はそれを見抜いて指導するのがコーチ!!
チューンアップコーチの勉強が不足していると感じます。厳しい事を言うが、グランドスラムで成功するのは並大抵じゃない。男も女も超大変。
増してや、ジュニア時代に成績ばかり良かっても所詮ジュニア。人体の機能を高めるのは絶対基礎。
テニスレッスンである意味、ジャマクサイ無駄な時間に見える。でも、コーチとしては、これが理解出来てレッスンプログラム、カリキュラムが作れる。世界を目指すコーチ、ジュニアはしっかり勉強して下さい。