【ご質問内容】

小浦先生の華麗なる技を購入し拝読させて頂きました。
よろしくお願いします。私は、野球が大好きな50歳代の男性です。
本に書かれてあります、呼吸の大切さ、そこから繋がるリズム、型の大事かなど、どのスポーツにも共通する事が多く、本当に参考になり何度も読み返しました。
私は、中学生の野球チームに携わっており参考にさせて頂きたいと思っています。
質問ですが、テニスでホアハンドでボールを打つ時は何故オープンスタンスで打つのでしょうか?イメージとしてはわかるのですが、
野球の場合、バッティングで構えは、オープンスタンスでもボールを打ちに行く時は、スクエアに前足を出します。
ボールを投げる時も相手に対して足を出します。
よろしくお願いします。

【小浦よりご回答】

大変興味深い ご質問有難うございます。
ご指摘の通りテニスに限らず、バドミントンや卓球でもオープンスタンスは使われます。
特にバドミントンや卓球の様にコートが狭くスピーディーになればなるほどオープンスタンスになります。でも テニスは勿論どの競技も基本スタンスは、野球と同じ スクエア スタンスです。
今 テニスは全豪オープン真っ最中、フェデラー初めトップ選手はボールの速さ(時間に余裕)、打つ場所で的確に使い分けてます。
テニスのスタンスは前後左右で打つため戦術的に変化します。要するに予測 と 反応速度でその時の最適ストライク ゾーンに入る事が常に要求されます。
スクエアスタンスで60%を支配出来る相手にはほぼ勝てるでしょう。
一歩踏み込むスクエアスタンスは約1.5m ラインを上げて打つ有利さがあり、最初からラインを1.5m 上げてオープンスタンスで打つかの戦術的な使い方です。
野球の打ち方で考えるより、守備で考えると面白いかも投げる動作とフォア ハンドは同じですね。
野球のケース、ノーアウトやワンアウトで一塁にランナーが出ると攻撃的に守備ラインが上がり打球処理を速くする際オープンスタンスでしますよね。
走る、投げる、打つの動作は機能的には原則同じです。
全てのスポーツはより速くにと変化進化している現在、中学生のゴールデンエイジの鍛え方はますますスピードを要求されますが、スタンス等々の基本はスクエアです。セミオープンやオープンスタンスは戦術的フットワークとご理解して頂ければと存じます。
有難うございました。小浦