選手、監督、指導者の皆さん、本当にお疲れ様でした。

特に沖縄インターハイ、日本テニス最古の戦場第100回記念大会の開催は大変でしたと感謝申し上げます。又、連続してある大阪の全日本Jrへの移動は、A.T.P–W.T.A並の真夏のツアー、ゆっくり休養を!

テニスファンの皆様、ご存知でしたか?全国高校テニス選手権(個人戦)は、1908年大阪は浜寺と言う所で、産声をあげ、戦争で2回の中断があり、今年で満100周年。高校総体全種目中、最古の歴史を誇ります。

まだ有ります。1908年インターハイスタートの12年後、世界をゆるがすニュースは、1920年アントワープ五輪でニッポンテニスは、五輪史上初銀メダルをシングルス、ダブルスで獲得。続く1921年には聖地ウインブルドン決勝進出、デ杯初出場、強国オーストラリアを破り決勝進出、アメリカに敗退。世界中のメディアの注目された劇的な始まりでした。

間もなく日本テニス協会も100周年を迎えますが、この偉大なる先人、熊谷、清水、柏尾、原田、太田、大先輩の血は今も脈々と受け継がれています。
テニスファンの皆様、これからも偉大なる歴史の恩恵に授かり、生涯テニスに勤しんで下さい(笑)

さて、本題。初春から真夏の陣まで選手、コーチの皆さんは、ハードスケジュールの中、沢山の試合をこなし、観てこられ、勝敗の結果、成果に各々悲喜交々の思いがある事でしょう。

テニスは、昨今沢山の試合が有り、シーズンオフ、プレシーズン、シーズン等メリハリの無い競技生活を送ってしまいます。Topになればなる程、日本中、世界中をツアー  ツアーで駆け巡る事が優先されますが、”愚の骨頂”です。

休養中に選手は伸びる、手かりが過去の歴史に注目。本当の原因を追求。

春からの半年間、最小でも10set 多ければ100set以上をこなすシーズン。選手達は、最短でも30分、長ければ3時間の熱戦の時間という歴史を刻む。

本人は勿論の事、指導者も日々の練習の全てが表現される1set One matchのゲームの歴史が、次シーズンへの課題。

“前進アルのみ”も良いが、試合過多ポイントランキングへの迷走は、前途した様に”トラウマ”の育成につながり、必ず乗り越えられない壁を造る。

低年齢ジュニア時代、あれだけ活躍した選手が、大人になりプロ一般学生で”何故勝てない”と歴史が繰り返されるのは、いつの時代も世界中にある事です。

今、どのスポーツでも潜在能力、コーディネーション等心身の能力が叫ばれているが、私流に言うとこれらの能力は、後天性のモノ。”トンビがタカを生む”のたとえで遺伝はない。”カエルの子はカエル”は、二世選手が沢山いる。

試合を沢山こなし結果を求めても、練習現場で新しい技や戦術を教えても、”選手は試合でなかなか実行出来ない”。当り前。

“勝ちたい一心の選手に求める方が悪い”その結果、選手は自分の好きなプレーを実行、サーブポジションを50cm変えれない、いつも同じ場所でレシーブ、こんな簡単な事が出来ない。4−4allの局面で、30−30で、ゲームポイントでせり合いになればなる程に同じ繰り返し、嘆き節が蔓延!! 

じゃーどうすれば改善される。練習は、技と術の”コーディネーション”、神経回路の構築です。

皆さん、マッチコーディネーション(私語)を言う言葉に何か気付きがありますか。確かにゲームセンスと言う能力、感性は低年齢で急速に開発されますが、結果を求めて若年層に試合をさせ過ぎると、身体能力や心理(メンタル)にかたよりが出来ます。ジュニア時代の試合は、最高の練習です。
0−6大敗は大敗のショック、6−0の大勝は楽勝、各々のインパクトが。6−7又は7−6の競り合いは、強烈なインパクトが心身の神経に残ります。

例えばこんな話しを耳にします。”新しい技と術を練習したので、ワンランク上の試合でトライさせます”って!! 背伸びはSTOP、ライバル(目の前)や同レベル又は格下でやらせる事が重要です。何故”敗けれない相手としない””敗けを恐れてどうする”気が付かないのが過保護!!

私が取った最高(自慢話しゴメン)の育成戦略は、”この試合は今日で終り。”

ある選手が初陣”全日本テニス選手権”なんと予選を勝抜き、アレヨアレヨで準決勝。明日はいよいよ有明のセンターコート。誰もが期待するのは当り前。勿論、私もです。

が!! 準々決勝後の対戦相手対策を照明練習時に選手の異変に気が付き、”明日の試合はもういい、敗けてもいいからフットフォールトだけ注意しよう。その練習をセンターコートで!! “
“サーブミスとレシーブミスは観客に失礼、面白くないから気を付けて、全日本や名だたるグランドスラムは将来幾らでもチャンス有るよ”その後、見事にフットフォールトは影をひそめ、ビッグプレーヤーに。
本当にやめて次に期待する選手はもっと凄い。皆さん、ビックイベントで、どんな学び方をします?

クールに観戦する事も大切です。この機会にこの半年のトータルゲーム数、取得何ゲーム、落としたゲーム何ゲーム等、勝ゲームVS敗ゲームの単純な比較をパーセンテージ、又私のブログの5月頃にトータルポイント、審判のジャッジペーパーから学ぶを参考に、来シーズンに向け活動開始です。
“まだ終わらない。始まりは、気付きから”グッドラック。

次回は、又フェドカップ。火事場から学ぶを紹介します。

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