気温上昇で筋肉も自然とゆるむシーズン。
頂きました、質問の共感した所でお答えします。

「レシーブのポイント」と「日常の動作とテニス」がありました。続いて、「コートカバーリングのフットワーク」「スピンサーブの強化」等々が内容です。これらの質問は、皆様方のテニスへの愛着と取り組方がうかがえます。

1877年聖地ウインブルドンが誕生して以来、サーブ、レシーブにフットワークの追求と変化進化、テニスファンの悩みは今もこの3つが全てです。
この質問は、「日常生活の動作とテニス」をベースに私見を述べます。

前回は「フットワーク 動きが技をささえる」と述べました。
私には、人体機能は学術的に述べることはできません。又、その知識が有ってもビックプレイヤーにはなれません。

私のスポーツビジョンの師、田村先生がこんな事を言っていました。
体を動かす時に「① 目と体の協応性」眼から入った情報と予測等で全身がタイミング、リズム、バランス良く動くケース。サーブ、ストローク等に言えます。

もう一つ、「② 眼と手足の協調性」①の動きの中で、予想外の所や反対の逆モーションになったケースへの反応、「レシーブやボレー等のクイックモーション」の2つの動きです。これらの2つの動きは、筋力がある方が良いですが、あっても動けない人も沢山おられます。

動き、スピードはパワーでなくテクニックです。一般の方でも十分トレーニング出来ます。プレー前のウォームアップ時に、ホンの少しやってみて下さい。
内容は、木曜日担当の山本 修嗣トレーナーに動画で入れてもらいます。
それらは、プレー中、サーブorレシーブの直前に1つか2つを5〜10秒程度やり続ければ、とんでもないトレーニングにつながり効果が出ます。

又、日常生活の動きとテニスでは、電車に乗った時に、ラッシュアワーの人混みを歩く時の動作は、うねる様に歩くでしょう。すれちがい、追い越し、わずかの空間を見つけて少しテニスの場面をイメージ出来たら(特にボレー、レシーブ)最高です。レシーブ ラッシュ ネット ラッシュです。
私は、伊達をはじめ選手達には、ダッシュじゃなくラッシュ うねるように走れ!!と言います。

さて、電車に乗ったら(すいている時)バランストレーニング
つり革に頼らず、立ってみよう。このトレーニングはまわりの人に迷惑にならない様にやって下さい。進行方向に向かい立つと、左右前後のバランス感覚とくずしても最小限のステップワークでバランスが保てるニュートラルポジションの自分の最適な広さ(スタンス幅)が身に付きます。

進行方向逆は難しい、フットワークの原点です。左にゆれたら左足、右にゆれたら右足、左前、右前も同じです。肩甲骨×骨盤リズムとアキレス腱反射等、この効果はすごいですが、迷惑だけはさけてください(笑)

車中トレーニングは続きます。窓の外の景色をボーっと見るのじゃなく、瞬時に見極める、電話番号、宣伝等小さなモノを読みとる視機能をきたえる。
立つ方向は必ず両方を行なって下さい。あまり長くない、5〜10秒やれば休む事、眼筋は超高速筋、バランストレーニングも同じ。速筋は疲れやすいです。

階段の登り、下りはつま先上がり、つま先下りをするとカカトの使い方、アキレス腱反射につながります。これも迷惑にならず沢山やらない10〜20段でしよう。通勤電車でこんな事ができます。

必ずテニスの動きをイメージして、迷惑にならない事です。


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