ご質問への回答
ご質問内容
近年、小学生にオープンスタンス主流で指導しているコーチが多いですが、成長期の子供の体に負担は大きくないでしょうか?
又、クロススタンスになりやすくボールに近づきすぎる人に対してどのような練習が効果的でしょうか?ご指導よろしくお願いします。
ご返答
「オープンスタンス」言われる通り「百害あって一利無し」ですね。
私が、クルム伊達選手がジュニアの頃にニッポンテニスは輸入しました。その当時、周囲からも「伊達はオープンスタンスやらないんですか」とよく言われましたが、テイクバックの基本は右足(後足)の壁、地面にグサリと突き刺し左足(前足)はネット方向へが基本動作 を言い続けました。
後は、タイミングとバランスが全て。そんなにオープンスタンスがパワー発揮するならサーブでも同じだからやったらいいと言うとサーブは違うとの事。笑います。フォアーもサーブも同じ身体機能なのに!!
オープンスタンスやライジングショットは、戦術上のスタンスとショットで打つ基本は同じです。最初からオープンスタンスが基本は有り得ない。後足を決めるのが早く、ポールを落としてこすりあげバランスをくずし、持てる能力を発揮出来なくなる。ジュニア時代、スクエアスタンスを徹底指導したクルム伊達選手は今、40歳でなんなくオープンスタンスでフォアを打っています(笑)
「クロススタンスになりやすい人」は、ボールを打ちに行くのではなく、とどきに行くタイプ。もし右利きなら右足で打ちに行かせる事。それも右足のカカトから踏み込ませ、止まる事が大事。又、ボールに近い人はボールを見過ぎです。ボールの見方が悪い人が多い。
飛んで来るボールの何を見るか。ノーバウンドの間にそのボールのバウンド地点を予測しているか。こんな事を指導していますか?
バウンド地点をいち早くよめる人はボールとの距離を実にうまく取ります。一度アドバイスして、次にボールを打たずにテイクバック姿勢を不動(かたまる)にして、見送らせてください。数回やって打ちたくなったら、打たせる事と、打ったあと前脚を軸に前方へ一回転させて出来る人はいい所で打っています。
Hitting Pointが近い人は、回転できないし、速い人は回転してもバランスをくずします。
(1)見送りドリル (2)1回転ドリル
PR
関連記事
-
-
新コーナーのお知らせ
月曜日から小浦先生のブログ連載が再開されます。そこで新しい試みとして、小浦先生からブログ読者の皆様へ
-
-
ゴールデンエイジ 第二章
ホームコーチの偉大さ。ホームコーチは(初めてスポーツをはじめ他の事を指導する人達)は、日本中に星の数
-
-
ゴールデンエイジ 第一章
ご質問を頂きました。小浦さんのゴールデンエイジに対するお考えやご意見をお聞きしたい。亀山さん「ゴール
-
-
さて、ファイナルセット
2シングルス、1ダブルスで争うチームマッチ。全国高校団体戦と同じ。違うのは、単復試合が可能(同じ選手
-
-
小浦塾 宮崎 シーガイア ウインタージュニア キャンプ 2017
小浦塾 宮崎 シーガイア ウインタージュニア キャンプ 2017 合宿のテーマ:『戦術とメンタ
-
-
全国高校「ド素人監督が名監督に変身記」
今年も残り(10日)を切りました。A.T.P、W.T.Aの戦いは文字通り群雄割拠の三国志、ハタマタ現
-
-
宮崎キャンプ参加者の皆様へ
■参加注意事項・風邪をひいての参加は絶対にないように・一週間の長期を健康に過ごすのが、このキャンプの