“練習は試合の如く、試合は練習の如く”。当り前の事が中々出来ない。だから、量で練習を作ろう。

※ 日頃の練習は質が全て。2〜3時間もやれば十分

※ 特に16歳位までは、2時間平均。良くやっても3時間。

※ 月月火水木金金は最悪。必ず一日は積極的休息(テニスはやらず、トレーニングのみ)完全休養(練習なし)脳と筋肉と神経をバランス良く鍛える。

※ テニスは、0.1秒を争う。超高速ゲーム”スピード”が全ての課題。ハイパワースピードを中心の練習は、とてつもない集中力が必要。この質を追いかける。能力開発、パターン練習は限界。自分で自分の能力開発に劣る!!

全てのゲームにおいて、”如何なる最善策を用いても、最高の結果を得る保証無し、されど最善をつくさずば、後悔が残る”。

“舞台、相手、結果”等々と戦い、もがき、苦しむ選手達、それをサポートするコーチ達の戦いは、途方もない長い苦と一瞬の楽がある。

“最善を尽くすボールと戦う選手”を練習で求めます。

前出の椙棟トレーナーが、別紙のような言葉をくれました。「勇気」どんな「勇気」があるか。ケースによって一杯有るが、題して”「勇気」というゲーム!”

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この1枚でフェドカップニッポンチームは、ある年勝利し、ワールドグループに進出しました。

勿論、偉大なのは実行した選手達。彼女達は、約半月の事前練習で「勇気」を練習し、出来た選手達でした。

全国を巡り、沢山の有望選手の練習姿勢、態度、心構えを見ますが、この選手達、練習時の「勇気」と試合での「勇気」は同じかな?!と思います。

別紙にある「勇気」というゲーム。シーズン中盤の今、少しの経験の有る選手なら必ず理解出来ます。使って見て下さい。近い将来にきっと”ホンモノ”の勇気を発揮する勇気を身につけてくれるでしょう。

練習中にイメージし、やらせる事です。又、イメージトレーニングは思う、考えるだけではダメ。思い考えた局面は、とてつもない重要局面、One Pointの重さ、戦術、フィジカル、メンタルに途方もないストレスと言う重さがかかるのがイメージトレーニング。それが練習中に出来れば、”試合が見えてきます”。

さて、幾通りかのケースを紹介しましたが、選手は、12、14、16、18歳から一般へ、愛好家も初心、初級、中〜上級へと成長して行きますが、その過程で、技も戦術もメンタルにもクセとか、トラウマと言う歴史を刻み続け自分の身心に残します。

“Enjoy Always Smile” 日本語で、禅宗に”無事是貴人” 貴い人、達人には何が起きても何事もなかった様にふるまう難しい事です。

試合中は、フェド監督時代、アウェーの試合で初陣選手がランキング150位以上の差の有る選手と当り、開幕第一試合で直前に大緊張。第一セット、1−4のコチコチでパニック。

作戦も何も無い状態で、どんなアドバイス90秒のコートサイドのベンチでデートは私も参りましたが、逆転の発想がふっと頭を横切り、思わず”これからどうする?”と質問しました。

答えは、”頑張ります。”

私のアドバイスは、”ダメ!!アテにならない。このセット捨てろ!!ついでに、心のシャイ、焦り全部捨て1−6で帰って来い。絶対勝てる秘策は、第二セットからの仕切り直し。このセット捨てろ。”

ナイスアドバイスでした!!

続く第二セットから、”相手を視ろ。必ず相手のいる所へ打って 打って 打ちまくれ”

 秘策その通りに実行してくれたので、相手がおかしくなり、打ってる方も自然にオープンコートが見え、エースにつながり、セカンドからは見事に立ち直り大事な1勝を上げ、ワールドグループへの道を切り開いてくれました。

次回は、フェドのベンチワークより。

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