私の質問、皆さんどんな答えが返って来るか。これからかも、「私からの質問コーナー」を設置します。
皆さんで考えましょう。実は、これが私のコーチングの一つです!!
テニスの技と戦術は、選手達に「これが答えですよ」と言うベストウェイは有りません。何でもやればやる程難しい、奥が深いと言われます。テニス雑誌にも有る戦術をあやつれる相手には勝てます。
パターン練習も大切ですが、基本練習時に前回述べた(1)状況判断(2)予測(3)反応(4)決断(5)実行を一球打つごとに連続的に行なう事が「練習は試合の如く、試合は練習の如く」につながります。
さて、質問に私なりの答えを書きます。
(1)状況判断
A. プレー前の状況判断 と B. プレー中の状況判断有り
Aのケース
・ サーバー or レシーバー
・ ゲームのカウントは
・ デュースサイド or アドバンテージサイド
・ サーバーは何処にどんなサーブ
・ レシーバーはどんな構えで、グリップはフォアーバック
※ 相手の心理状態は
Aのケースの練習は、皆さんのレベルに応じた試合を見て観察し、勉強するのが一番です。ビックイベントの華やかなプレーを見る裏側のかけ引きを見抜く、又、もっとわかり易いのは、一般のJ.O.Pやレディース、市民クラスは心理状態が表情、動きに前半、中盤、後半と表れます。感情移入する事なく、冷静に観戦下さい。震災にめげず、各地で大会が始まります。” 百聞は一見にしかず “
さて、Bのケース。これは日頃皆さんが、コートに立たれた時に身につける事ですね。プレー中の状況判断は、第一球を打つ時に決まるケース、自身にコントロール力があればある程、相手のポジション、陣形が読めます。
シングルスでは、ボールの飛んで行く方向にしか相手は動きません。ダブルスでは、ボールの方向に陣形を組み立てます。自分の打ったボールが、飛んで行ってくる間に状況判断。また、ダブルスでは、パートナーのヒッティングポジションやバランスからも判断基準にして下さい。時間は、一瞬です。
さて、こう述べてくると(2)予測(3)反応がいつ行なわれているか、おわかりでしょう。
そうです。
状況判断や予測は、同時に行なっていると言っても良いでしょう。例えば、チャンスボールのケースは、打つ前から両方共わかりますね。
でも、厳しいボールには状況判断、予測がやり易い様に時間がもてるボールを配球します。(1)と(2)自分がボールを打つ時に、練習する事です。一球入魂とはこの事です。
眼と脳を直結させると体が自然に動きます。疲労が早いので、練習量を控え目に集中して、質を追いかけて下さい。
さて、最後は(3)の反応。これには、2つの反応があります。
1つは、状況判断と予測から、ボール相手を見る事で待つのではなく、適切なポジションに反応して動く。これが第1反応(ポジション取り)、そしてボールに反応し、相手にダメージを与える、お年をめした方でも動かないのにスマートなプレーをする方は、状況判断力、予測力が良く、ポジション取りの反応が良いから、ボールへの反応が年齢にかかわらず素晴らしい!
状況判断、予測は相手が打つ時になって言っていたら、戦術パターンをいくつ知ってても使えません。
自分が打つ時に出来る様、練習しましょう!