山本修嗣: 2010年8月アーカイブ

 先週になりますが、グラスホパー全国ジュニアテニスin佐賀に講師として参加させていただきました。

 

全国から小学5・6年生が128名集結!そして、会場となるグラスコート佐賀テニスクラブには日本随一の天然芝のコートが!

 

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今年1月に初めて訪れた時はこのような状態。

 

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そして、8月!ずっとこの時を楽しみにしていました。

 

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踏みしめる天然芝の感触。これは・・・中途半端なフットワークでは、コートに牙をむかれると本能的に感じました。

 

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みなさん、ここは日本なのです。

 

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到着した日の夜には、ホテルで講座を。例の人体機能のパワーポイントを使いました。

感じだけでも理解してもらえたでしょうか?

 

 

 

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翌日は、トレーニングとして実際に体を動かしながら体験。

以前に強化合宿でこのドリルを体験している選手は、初めての選手と明らかに動きが違いました。ゴールデンエイジと呼ばれるこの年代に、スポーツの絶対基本となる機能的な動きの習得・継続・積み重ねは大切だと改めて感じました。

 

 

自分流ですが、何とかこのドリルをもう少し普及できれば・・・・

 

選手の動きや発言こそが、新たな知恵のヒントや答えになります。もっともっと多くのジュニア選手と触れ合う機会が欲しいですね。

 

時間にして1日程度の滞在でしたが、貴重な体験でした。実行委員、スタッフの方々に感謝です。

 

 

 

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今回は人体機能的なネタはお休みです。自分の中で興味津々なネタはあるのですが、どれも煮詰まりきらない状態で・・・次回よろしくお願いします。

 

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 全日本ジュニア選手権大会 全日程終了!

 

ヒートルールも適応され、過酷な大会。ラウンドを重ねるごとに選手たちは疲労し、満身創痍。

勝ち上がっていくためにはトレーニングが必要不可欠と再認識しました。

 

 

今回サポートに付いた選手の成績です。

 

 

 

 

     尾崎 里紗y012.JPG

     (ロイヤルヒル'81テニスクラブ)

 

 

 

  16歳以下 女子シングルス 優勝

 

   

  16歳以下 女子ダブルス  優勝

  

 

 

   

 

     二宮 真琴y013.JPG

   (ロイヤルヒル'81テニスクラブ)

 

 

 

  16歳以下 女子シングルス 第3位 

 

 

  16歳以下 女子ダブルス  準優勝 

 

 

 

 

 

 

2人を指導する川原努ヘッドコーチy014.JPG

 

 

情熱的で多くのエネルギーを選手にぶつけてくれます。

 

そして現状の結果にとらわれず、将来性を見据えた繊細な指導。

 

現場の同じ【指導者】として見習うべきものがあります。

 

 

メンタル1つで状況が一変し、ファイナルセットは現状 + 普段の練習態度や私生活までの総合力が問われ、そして勇気を持って一歩前に踏み込めた選手が勝利を手にできる。

 

本当にテニスは面白い!貴重な体験でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

さて今回はご質問をいただいていた、アキレス腱反射を鍛えるトレーニングについてです。

 

まず、低年齢対象で代表的な種目と言えば

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縄跳び(その場跳び)です。001.gifリズミカルに、そして踵が地面にベッタリ接地しないのがポイントです

 

その場跳びの状態から少しずつ負荷を変化させていきます。

 

 

 

高低差を利用した連続ボックスジャンプ(切り返し)

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肩甲骨の切り返し動作と連動させるのがポイントです。

 

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さらに高さを変えて負荷を増大させたり、

  

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運動方向を変えたりします。(横に跳んでも基本的な体の使い方は同じです)

 

 

ジャンプ動作+姿勢維持系の種目などもあります。

 

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股関節の伸展動作が若干あまいですが・・・着地の際に正しい姿勢(パワーポジション)をとり、保てるかがポイント。

プライオメトリクストレーニングの種目はたくさんあります。今回は、ほんの一部の種目の紹介でした。

 

アキレス腱(反射)は使いこなせれば武器になる、しかし故障すれば大きなリスクになる。

強化は当然必要ですが、その際のリスク管理も大切です。事前のウォーミングアップや性別・年齢・筋力等によっての種目の設定を十分に検討する必要があります。

 

特に自分の体重を支えるだけの筋力が備わっているか、正しい姿勢やバランスを保つ能力があるかが重要なチェック項目になってきます。

 

先走って強烈な種目にトライさせるより、じっくりと種目の完成度(バランス・リズム・タイミグ等のパフォーマンス)を上げていってほしいと思います。

 

美は一日にしてならず、強靱なアキレス腱も一日にしてならずです。

 

 

 

 

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先週から、全日本ジュニア参戦中です。

 

朝一、会場に着いて1次アップ、試合直前に2次アップを行っていますが・・・

 

不思議な光景に見えるのか?

それとも興味津々なのか?

 

まだまだ特別な事をやっているように見られている気がします。いつか当たり前の光景に、S&Cコーチの責務かもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、今回は【アキレス腱反射】についてです。

 

専門用語では【プライオメトリクス】【ストレッチ・ショートニング・サイクル(SSC)】と呼ばれていますが、コーチ・選手との共通理解のためにシンプルに【(アキレス】腱反射】と呼んできます。

 

イメージとしては、ゴムやスプリングを思いっきり引っ張って、手を離した時と似たような現象と考えれば分かりやすいです。

 

前回書き忘れていましたが、肩甲骨―骨盤リズムを車の機能に例えて、4WD機能と表現しています。最近は表現を少し変えて体の中に大きなX(エックス)の文字を描く【ビッグX】と呼んできます。マイブームです。選手たちはこのXの文字を感じ取ることができるでしょうか?

 

そして、アキレス腱反射は加速装置、車に例えるとターボ機能になります。

 

この2つの機能が合わさった時4WDターボ機能となり、身体から最大限にパワーを発揮することができます。

 

パワーの定義は 力(筋力)×速度

 

つまり、反射の速度(加速)を筋力に上乗せしないとパワーにはなりません。いかにこの腱反射を使いこなせるかで、パフォーマンスが大きく変わってきます。アスリートには必要不可欠な能力(機能)です。

 

大会期間中なので今回は手短に、次回質問をお受けしています『アキレス腱反射の強化法』を解説します。

 

連日、複数の選手と何度もウォーミングアップ、クーリングダウン・・・真夏ということもあり、思った以上にハードです。コート外では選手より、自分が一番動いている気がします。まぁ、自分は動けるうちが華ですね。それでは失礼します。

 

 

 

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本日より、2010年全日本ジュニア開幕!

 

選手たちの積極的なプレーを期待しつつ、僕もサポートで現地入りです。

 

 

 

さて、今回より人体機能について少しずつ突っ込んでいきます。

 

 

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↑これが現在自分のコンセプトとなっている人体機能のファイルです。

 

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昨年、韓国の講習会で初披露し、何度か改良を重ねて現在の形になっています。最初は【肩甲骨―骨盤リズム】のみのタイトルでした。

 

 

今回は【肩甲骨―骨盤リズム】について解説していきます。

トレーナーの業界では【肩甲―骨盤リズム】と言われるそうですが、コーチ・選手との共通理解のため、自分流の表現にしていますのでご理解ください。

 

この【肩甲骨-骨盤リズム】は、小浦先生の【歩けばテニス】理論を参考に作り上げました。DVDをみると何となくイメージがつかめると思います。

 

 

さて、この肩甲骨と骨盤の関係ですが、機能とは外見ではなく体の中(目に見えない部分)にあります。コーチの方達は人体の中の動きを脳内でイメージできますか?

 

 

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肩甲骨―骨盤リズムとは、左右の肩甲骨と骨盤(骨盤は1つですが寛骨を左右として考える)が対角線に連動して動くことをいいます。この連動があってこそ人間は正しく歩く・走る・そしてテニスをプレーする事ができるのです。

 

ではどの様にしてこの機能を獲得すればよいのか?週1回のトレーニング?それではトレーニングの時間がもったいないうえ、習得まで長い時間がかかります。

 

機能獲得への近道、それは毎日のウォーミングアップにドリルを組み込む事です。

 

 

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地味で繊細な【肩甲骨―骨盤リズム】の動き。この動きを、体のバランスを保ち、リズミカルに、そしてタイミングよく使えるか、それが重要になってきます。バランス・リズム・タイミングこそが体(人体機能)を扱うテクニックです。

 

手足だけ「何となく」動かす外見だけのドリルなら、ジョギングでしっかり体を温める方がまだマシ。人体機能を扱う究極のタイミングは毎日の積み重ねがあってこそです。

 

 事実、クルム伊達公子選手はテニス練習の前はテニス用のウォーミングアップとドリルを、トレーニングの前には陸上式のウォーミングアップとドリルを毎日30分以上かけて行います。

 

ウォーミングアップメニューには個別性があって当然だと思います。いずれ自分に合ったメニューを作り上げるために、若い選手は多くのメニューを体験して取り入れるべきです。

 

さぁ、全日本ジュニアの会場でどれだけの選手がしっかりとウォーミングアップをしているでしょうか?楽しみにしています。

 

 

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機能的にウォーミングアップ!

何やら【肩甲骨―骨盤リズム】よりウォーミングアップの重要性について語ってしまいました・・・。大まかになってしまいましたが、ドリル等はいずれ紹介できたらと思います。

 

トレーニングに関して1件ご質問をお受けしていますが、現在写真収集・編集中ですのでもうしばらくお待ちください。。。

 

 

 

 

 

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