前回述べたように、ボレーには2種類のショット。
一つは、コントロールボレー。もう一つは、今回のパンチボレーです。

勿論、コントロールボレーもプレーする場所によって相手のボールスピード、ポジション等により、打つスピード、プレースメント(狙う場所)はさまざまです。そこで、このパンチボレーは、ネット近くの(サーブボックス内)頭より高いが、スマッシュはやりづらいチャンスボールと想定して下さい。(下図)

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活きの良い選手達は、ボールに飛びつき、ハードヒットしますが、一般愛好者にとっては、やっかいなボール!

見ためはチャンスでも、突然のチャンスボールは”チャンス”とハッとした瞬間、棒立ちになり呼吸が止まり、見ためチャンスで身体はピンチにおちいります。

結果、アセってミス!!は週末のニッポン全国で一日何本あるでしょう。星の数程、私も経験しました。

前にも書きましたが、テニスで一番難しいのは、ゆるい球(チャンスボール)打つ事、(ドロップショット、ロブ)とゆるい球を処理(ハイボレー、スマッシュ)する事です。これが、自在に処理出来たらもうアナタは上級者です。

さて、パンチボーレの注意点

1、肩甲骨を意識し身体を動かすと、棒立ちにならず身体のバランス下半身に力が入る(動ける体勢作り)

2、ラケットのスイートスポットをボールに向け、充分にテイクバック

3、インパクト時に「パンチ」と強烈にさけびながらボールを打つ

この3つが重要です。難しいのは、「パンチ」と言えるか、又、そのタイミングがどうか(あっているか)です。

お腹(体幹)の中に、呼吸に反応する筋肉が有ると思って下さい。「エイッ!!」と気合いで打つでしょう。それです。

タイミング良く声のでる時は、抜群のバランスをしています。ミスして素振りの反省時に呼吸のタイミングは、強さと一緒に反省する事です。
又、パンチ!!とさけんだ時、パ・ン・チ どのタイミングで打ちますか?

ン・チはダメでしょう(笑)運の尽きです。パの瞬間に全力でラケットを振り、ボールを打つのがタイミングです。

又、練習やドリルを行なう時は、コントロールボレーとパンチボレーをmixさせてやる事で効果が上がります。

4球のボールを打った時、1球はどこかにパンチボレーを約束なしで行なうとより効果的。(リズムの違う練習で、実戦に強くなる、楽しくなる)
ゲームに約束なし。思通りに行く相手は、レベルが違う。ライバルは、約束するのはプレーの日時と場所のみ。ゲームはタイミング(呼吸)のはずしやい!!

次回は、スマッシュです。


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