さて、前回報告しました様に、9〜10月中旬は文字通り伊達騒動でした。

強い秘訣はどんな状況でも「1%もあきらめない」。
東京・大阪の試合会場で観戦された方々は、ピリピリする緊張感がコート上だけでなく、観客席をも包み、蝶のように舞い蜂の様に刺す華麗なプレーに魅せられた事と思います。生の戦場から学ぶのとTVで観戦する差は、言葉に表現できません。

試合の観戦については、随分書きました。機会が有れば試合会場に足を運んで下さい。クルム伊達選手の事は、又報告します。

暑かった夏も終わり、今年もあと2ヶ月。熱中すると光陰矢の如く「年中夢球」(福井烈氏の言葉です。)でテニスに夢中の皆さん、今回はバックハンドの練習方法に効果的な方法をお伝えします。

ご存知の様に、二つの打ち方ワンハンドと両手打ち、この2つは基本的に体の使い方は全く変わりません。両手打ちの方は、ワンハンドも使えたら最高です。

一般的にフォアと比較すると、パンチ力とラケットコントロールに難がある人が多いですが、まずパンチ力のつけ方ですが、両手打ちの人は両手でグリップを握ったら、下に来る手を放し上のグリップはそのままで、左手(右利き)右手(左利きの人)の片方で、8〜10球打って下さい。

利腕ではないので、ボールがどこに飛ぶか不安でしょう。ラケットも思う様にコントロールできないもどかしさはあっても、体を使ってどんどん打つ事。
決して当てよう、コートに入れようじゃ禁物。空振りしようがホームランになろうがおかまいなしに8〜10球、少し足も動かし打つ事に集中する事。

約10球打ったら、両手で5球打ってみてください。

打球感覚、ラケットスイングのスピード感、力感の違いが必ずわかるハズです。
10〜15分で激変します。身体の力感の変化に気づき有り。

これはクルム伊達選手が子供の頃にコーチから指導されました。
時々、彼女は試合にバックのランニングショートでやっととどいたボールを、左手だけで返球します。彼女のバックハンドの素晴らしい秘密はたったこれだけです。

次にパンチ力、ワンハンドの人は特に大事です。
フォームはOKでもボールが強く飛ばない人、トップスピン、アンダースピンがしっかりかからない人は、この練習でOKです。

それは、テイクバックからインパクトまでしっかりスイングし、ボールがラケットに当った瞬間全ての動きを止める急ブレーキをかけ、インパクト ポーズ バランスを保つ事。加速〜減速〜切返し、これはテイクバック、インパクト、フィニッシュです。

インパクトは、瞬間(ボールがラケットに当ってる瞬間は、3/1000〜7/1000秒らしい)こんなタイミングで、スイングを停止させるのがテクニックです。
この練習はかなりの体力を使います。決して沢山やらない様、お腹の中に呼吸に反応する筋があるのでしっかり呼吸と連動する事(気合でしよう)

素振りで3回、球打ち3回位が一般的には適度な数です。10回も続けない事。バランスが、タイミングが、リズムが悪いと体に負担がかかります。又、バランスが、姿勢が悪いと呼吸と連動しません。多くの選手がコート上でハーッ、ホーッと声を出しているのがその事です。シャラポワはうるさいですね(笑)
シーズン オフにしっかり練習して下さい。

このパンチ力向上練習は全てのショットに有効です。決して沢山やらない様に。


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