テニスのコーチは、選手という生き物を扱う。
テイクバック、インパクト、フォロースルー、形にとらわれすぎな現場指導。

でも、大事なのは、人体機能という絶対基本型、そして最後には自在に操る秘策秘術の戦術、型、形、自在が大切。

型は絶対守る基本。形は、個性。自在は旅立ち。これが選手と指導者のストーリー。

日ごとコートで仕事に明け暮れるコーチたちは、他競技との接触がない。

ビジネスの世界でも、他業種との交流は盛ん。

トレーナーの存在は、他競技からの情報を得る、クロストレーニング。

傍らにいるトレーナーは、陸上競技はもとより、多岐にわたるスポーツの現場で仕事をしている。

私が始めてあった、椙棟トレーナーは野球、バレー、バドミントン、のトップクラスのトレーナーであった。

バイオメカ二クス、スポーツ生理学をいち早く勉強できたのは、この人のおかげ。

今現在、二人とも年をとり、現場でのデモンストレーションは、限度あり。でも、彼は情報の宝庫。

さて、今回登場の山本修嗣トレーナーは、若干27歳。

元陸上競技100m (10.8の自己記録)。近代トレーニング学を身に着けて現場に登場。

私の目にとまり、一昨年の全日本テニス選手権、準々決勝よりクルム伊達公子選手のトレーナー。

私が選んだ理由は、アラフォー クルム伊達選手に大目標の全日本優勝に必要なのは、スピードという悪魔のごとき繊細な動きを再度身につけようと思った。

年はとっても、テニスはスピード。

これにつきる。

0.1秒の明暗を求める最大の決断だった。

さて、ここからは毎週木曜日に、スピードにかかわる人体機能と運動局面を追求していきます。

■山本修嗣トレーナーへの質問

第一話の質問事項は、陸上競技、元100m他スポーツからテニスをみて、どう思うか。その感想は?

小浦猛志、山本修嗣さんに質問がある方は、icon:mailお問
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みなさまのアプローチをお待ちしております。

小浦猛志 オフィシャルサイト
http://www.koura-takeshi.com/