戦術を語る時、私は色々な事を考えます。シングルスでもダブルスでも、どうしたらその人の実力が発揮出来より結果が得られるか、又将来もっと面白い段階にかけ上がって行けるかと考えます。

例えば、こんなケース。「最近、スランプで落ち込んでるのよ」とか「勝てなくてブルー」と言う言葉で質問されます。さて、言葉はマイナスかプラスか?

如何ですか皆さん

プレーヤーに取っては大問題、でもコーチや身近の応援、支援者にとってはプラス現象。発展途上の選手に壁はつきものです。技、体力、メンタル等には色々な現象が起こります。私の知る限りで、1.スランプ 2.プラトー 3.ピーク 皆さんがテニスと言う高い高い山登りに挑戦!!

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石の上にも3年、初級者になると(1)(2)等のスランプが来ます。レベルダウンじゃないが、自分が下手になった気分の落込みが有り、これを乗り切ると中級者。中級〜上級へは、又おおきな谷が待ち構えています。(3)の様なスランプにはまります。

それを乗り越えると、高原(プラトー)にたどりつきます。高原は高山植物、花が咲き乱れ、鳥のさえずりが心地よく、少しのアルコールでルンルン はるかに頂きが見えても、満足感にひたります。でも、頂きは目前、今迄の努力を再びエネルギーに初心貫徹!!
頂き(ピーク)を目指すと魔性のスポーツテニスを征服し、充実感を味わいます。生涯スポーツへ。

でも、その間にまだまだ沢山の現象がおきます。やり過ぎはバーンアウト(燃尽き症候群)
車のハンドルに遊びがある様に、少し心身に遊びを持つと、気づきが生まれます。バーンアウトにはくれぐれもご注意下さい。

さて、次はこれも同じく真剣に結果だけに入り過ぎ、状況判断を謝ったりし、気が付くとパニック。(メンタル・クライシス)初・中級クラスの方は、経験済みでしょう。大舞台や強敵相手に真白状態。次はこんな事にならない様にと思えば、思う程にトラウマに!!

そして、もっと厄介なのは、”イプス”神経 ひっかかり症候群、あるショットを学習中、指導手順の(1)の構え、(2)のポーズ、(3)のフィニッシュ等々、動きを分断して経過的に学習すると、テイクバック、インパクト、フィニッシュの一連動作がスムーズに行なえず、引っかかりが出来、ギクシャクします。多い例は、サーブ時のトスアップとラケットスイングがバラバラ、これもイプスの原因です。

ライバルや目の上の強敵を倒すチャンス、相手のスキはあってもごくわずか。1%の確立に挑戦する所にボール競技の面白さが有ります。

技の上達は、戦術が広がります。今回述べた事で、「今の自分を知り、何かの発見をするヒラメキ!」につなげて下さい。

スランプと口にした時が、挑戦の始まり。スランプ事があればご質問お受けします。4月25日からは岐阜カンガルーカップに参戦してます。クルム伊達選手が復活第一戦は本大会。3年前の4月27日。ご観戦を。


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