小浦猛志(小浦武志): 2010年12月アーカイブ

全国高校「ド素人監督が名監督に変身記」

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今年も残り(10日)を切りました。A.T.P、W.T.Aの戦いは文字通り群雄割拠の三国志、ハタマタ現代世相の経済戦争の如く、予測のつかないテニス界になるでしょう。

さて、「試合の見方、考え方」テニスの通は「どんな見方、考え方」か、その方法をお伝えします。

結論から言うと全国高校の監督で60歳過ぎの先生方に沢山おられます。どんな方々かと言うと、「テニスは全くド素人」か少しソフトテニスか他のスポーツえおされていた方々です。

昭和34年頃、高体連テニス部創生期の頃、昭和天皇ご成婚ブームに乗り、大テニスブームと共に、全国の高校にテニス部が生まれて行き、全国高体連はニッポンテニスの普及に大貢献されました。

そんな時代に、前途の「テニスド素人監督、部長」が生まれました。一例は、園田学園の故光国さんと現大学総監督の西山さん、光国さんは空手、西山さんはソフトテニス!! 何で世界の伊達、浅越が育ったの? ロングストーリーは、いずれ書きますが、他にも柳川、清風、夙川学院もそうですね。しかも、この時代から10数年でテニスは激変、両手打にウエスタン、グリップ、トップスピンへそして今、超高速時代、激変のテニス界をこの「ド素人監督」は見事に生き抜かれました。それは、「見方」が違う!!

どんな「見方」かと言うと、全国、世界に沢山試合はあるが、予選ラウンドを注視し続けた事。ジュニアの試合であれ超トップの試合であれ、一番人がいない予選を一人でそっと見ておられました。

今、東京で楽天ジャパンオープン、今年はナダルが目玉でした。完成の絶品は勿論、素晴らしいですが見方、想い方はちがうでしょう。でも、予選ラウンドで打つのがやっとのジュニア、プロの予選では本戦出場に必死にもがく賞金稼ぎ!!

「ド素人監督」は自分がうまくなりたい為、彼等に感情移入し予選会場を血まなこで歩き廻ってこられた。

そして、見て観て視て診て看詰めたホッカホカの出来立て情報を教え子に伝達!!

昨日の指導と今日の指導が全然違う。もっと極端なのは朝から予選を見に行き夕方の練習では「もう別の練習」迷惑なのは選手と思いきや一年たったらネコがトラに変身!! 本当にうまくなりたい人、優秀なコーチになりたい人は、タダで見れる予選会場に足を運べば、運がつきます。

グランドスラムやビーグ大会でも入場料は格安で、本性まるだしの死闘が見れテニスが百倍面白いのと、ひょっとすると全然知らないテニス友達が出来ます。


私がフェドカップ監督時代、スクールコーチ仲間から「君が監督中にグランドスラムと観戦グランドスラムする」と計画実行。8人が一年で世界一周!! 

スタートは、「ローラン・ギャロ to オーストラリアン・オープン」彼等は誰もがグランドスラムの準決勝、決勝当りを想像していたが、私の計画は「予選から本戦の4〜5日間」。異論、間者(敵方のようすをひそかに探る者。)には不満が続出した。私は彼等に「君等が本当に通と思うなら、人のやらない見方をすれば、グランドスラムは予選から本戦の陰から陽、暗から明の瞬間を見て語ろう。」

テニス観が変わる!! そんなツアーを実行、結果は大成功。参加者は皆、以前にも増して情熱をそそぎ込んでくれてます。


テニスファンの皆さん。スポーツ好きの皆さん、茶の間のテレビ観戦もいいですが、観客一杯の終盤戦も熱気にあふれ面白いですが、審判のみの人気のないセンターコートで、明日の本戦を胸に一人黙々と戦う予選ラウンドは、テクニック、指導のヒントが一杯あります。「ド素人監督」を一流のテニスプレーヤーに育てた道程を2011年はたどって見て下さい。

自分のテニスに勇気と希望が湧いてきます。





【誤字脱字を修正しました】
ご指摘ありがとうございました。





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ゴールデンエイジ 第二章

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ホームコーチの偉大さ。

ホームコーチは(初めてスポーツをはじめ他の事を指導する人達)は、日本中に星の数程おられます。又、これらの指導者におそわる生徒は、ジュニアだけでも何百何千億の人口です。

でも、皆がチャンピオンにはなれませんが、誰もがチャンスを持っています。前途のゴールデンエイジ期の過ごし方でチャンスの芽が広がります。

心理的、神経的に劇的に成長する時期に、スポーツを沢山楽しむと、それらの動きが神経を刺激し、神経に浸透し一つの動きを作って行きます。

走る、跳ぶ、投げる、蹴る、打つ等々の沢山のスポーツを楽しむ事により眼と体の供応性、眼と手足の協調性をタイミングよくリズミカルにバランス良く、莫大な数の神経に構築して行きます。

子供といえども、五体神経等人間の体は、大人と同じですが、違うのは神経、筋、骨格のボディーは有っても動かす手法、神経は未開発、ホームコーチは単一スポーツのフォームを中心に指導したら、体は一方通行、12歳〜14歳位迄はテニスばかりやった方が、すぐに強くなりますが、同じゴールデンエイジ期に他のスポーツや動きつくりを真剣に楽しんだライバル達に16歳位で追いつかれ18歳頃には追い越された例は、過去に数え切れない。

ご存知のクルム伊達、浅越等は、ジュニア期は18歳になって初めてチャンピオンになりました。周囲は大変な素質、タレント性を持った選手。将来有望とさわぎました。ハッキリ言います。何を基準に将来有望かを聞きたかったです。

彼女達は、ゴールデンエイジ期に成績、結果はあるに超した事はないが、それより大事な五体を自在にあやつれるトレーニング(他スポーツ)をやっていたんです。

運動能力、センスは生まれ持った才能では有りません。指導者が「ゴールデンエイジ期」におしえてやる事で、花が実が開発出来るのです。


植物の成長にたとえると、

1、    地中に種をまき、水、肥料をあたえます。又、多分、種まきは時期も計算されるでしょう。

2、    季節に応じて、芽をふきます。水、肥料をあたえます。

3、    幹が発育、葉がつきます。水、肥料をあたえます。

4、    花がさく頃にも、水、肥料をあたえます。

5、    実がなる頃にも、水、肥料をあたえます。

6、    実が大きく、甘味等の成熟へ。水、肥料をあたえます。

こんな過程、皆さんはどんな肥料を与えますか。芽がふき成長の頃、花が咲き、実がなる頃、成熟を迎えた頃の肥料と種類は全部違うでしょう。

水分は、共通です。人間の成長過程も同じです。発育期にあわせたトレーニングが最重要で、子供にとって好結果は、次の試合のビックプレッシャー、切替えと捨てさせる事が、成長につながります。


一例としては、クルム伊達が17歳の初出場、全日本選手権、Best4の試合を本人と話し合い、「全日本はテニスをやっている限り有る。今回はあきらめよう。それが今の心身の実力レベル」とあきらめました。撤退も大事です。


さて、ゴールデンエイジのまとめです。

人間の成長を植物に例えました。おわかり頂けたでしょうか。スポーツは、人間の成長過程の有機的な肥料です。皆さんも、又子供達にもテニスの面白さ、大切さを伝えて下さい。「トンビはタカを生む」環境作りは、ゴールデンエイジ次世代へ、恩恵を与える大人の仕事です。






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ゴールデンエイジ 第一章

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ご質問を頂きました。
小浦さんのゴールデンエイジに対するお考えやご意見をお聞きしたい。


亀山さん「ゴールデンエイジ」の質問ありがとう。
私、満68歳、シルバーかプラチナエイジからのメッセージをお伝えします。
このブログは、沢山の指導者、一般愛好家、中には10歳前後のお子様をお持ちの方々もアクセスされています。

「ゴールデンエイジ」って何の事と思われますが、人間の成長過程のとっても大切な時期です。

私のコーチ学の知識中、子供達の将来を診断する絶対基準がこの「ゴールデンエイジ期」です。テニスに限らず、どんなスポーツも身体の機能性、動かし方、姿勢等々の「運動能力」眼と体の協応(全身の動き大胆さ)眼と手足の協調性(素早い繊細さ)コーディネーションと言われる運動神経が超発達する時期がゴールデンエイジと昔の人々は言っています。心身のスパーク期です。

人の発育過程を私は椙棟氏(伊達、浅越のトレーナー)から学ぶ、30年前に。


0〜3歳
機能が発達、五体満足に動くか視、聴、臭、触、味覚の他に手足の動きが筋、骨が発育するが、動きはたどたどしい。


3〜13,4歳(ゴールデンエイジ)

(個人差はあるが)神経回路が発育
機能をタイミング良くリズミカルにバランス良く動かすには、眼からの情報を脳が処理し、筋、骨格を繊細かつ迅速、大胆に動かす神経回路が人生の中で一番発育をとげる時期。誰もが万能選手になれる時期。


14〜16歳位
心肺機能を骨(長育)が主体に発育します。この頃の自分を思い出して下さい。体力がついた、背がのびた経験はお持ちでしょう。


16歳以上
筋肉が発育する。力こぶ、腹筋、ふともも等、見える部分の筋肉が日増しにデッカくなった事を思い出して下さい。


これ以後は、安定期に入ります。こんな事をベースにその時期、その時期に適切な運動と専門職テニスを繰り返すのが練習です。その結果、大成功をおさめたのが、クルム伊達、浅越しのぶ等です。

特に今をトキメク、スーパーレディーの強さの秘訣はとんでもないゴールデンエイジ期の絶対基礎が今も進化している秘密です。私は、この事は確信を持って皆さんに伝えられます。

ゴールデンエイジ第一章です。次回は、これを頭に入れてお読み下さい。







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関東の皆様

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スポーツ サイエンス テクノロジー

12月19日 場所 東京ビッグサイト 10時~13時   ¥5.000 テニスの技の秘密に迫ります。

一般愛好者の皆さんには超参考になります。百聞は一見にしかず、スーパースローの映像からスーパーレディ クルム伊達を始めスーパースターが満載です。是非是非会場に起こし下さい。

私も聴講生として甲子園から勉強に行きます。会場でお会いしましょう。

コーチの皆さんは必見です。お宝情報はレッスンをスキップしても価値が有ります。

初心者も超トップも技の原点は同じicon:body_no1

12月19日ビッグサイトでicon:face_smile

小浦


スポーツ サイエンス テクノロジー
http://www.sports-st.com/

左と右の脳ミソ

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師走、5月頃から書き始めたこのシリーズ、筆不精の私が良く毎週書けたものも沢山の方々が見て頂いたお陰と感謝します。

それも、文章力のない私見を、山本修嗣トレーナーは今ようの写真、動画のデジタル、私は文章ばかりのアナルグ、若者と老人、対象世代です。ご期待下さい。近いうちに、技、戦術、メンタルを写真、動画一見でわかるDVDを制作します。来年は、面白い企画も計画中です。

後半に伝えました、サーブ、ストローク、ボレー、スマッシュの基本とチューンナップ練習方法を日本唯一のグラスコートで聖地ウインブルドンと同じ天然芝16面が緑のカーペットの上で、実戦クリニックを、しそれをDVDにする計画です。「グラスコート佐賀」が舞台です。

時期はグラスコートが色づく2011年の5月か6月初旬の土・日を予定、詳細は2011年1月3日に発表します。レッスン料は無料。実費(交通、宿泊、食費等々)のみです。もうしばらくお待ち下さい。


さて、今回はコーチングを受ける、又はする時(生徒とコーチ)の留意点。

どちらも2つのタイプが有ります。左脳人間理論派と右脳人間感覚派の2つのタイプです。アナタはどちら、それも入力と出力(受信、発信)も違うらしい。

私の経験で、アナタをはめて見て下さい。まず、私がコーチとします。今迄、文字で一杯コーチングしましたが、現場レッスンすると

ラケットの握り方、テイクバック、インパクト、フィニッシュ、フォアハンドのグリップ、振り方(フォーム)を説明〜スイングをしたら、

説明、デモンストレーション、確認、実行は指導手順。この手順で、確認の時に質問する人と、横でラケットを振っている人。アナタはどちら・・・。

口を使って、ラケットの位置、ヒジは面の角度等、キッチリ理論的に聞くタイプは左脳派。体を動かし、ラケットを振って「さっきコーチは、こんな感じでラケット振ってたよね、こうだよね」とスモールウイング「早く実行しよう」と動作に訴えるタイプは感覚的な右脳派。

でももう少し詳しく説明すると、入力(受信)出力(発信)でも違うらしい。
コーチはよく見てコーチング!!

タイプは

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説明〜実行まで過程がありますが、いずれのタイプでも出来るだけ片寄らず、左右脳ミソをOneSetで使いましょう。いざボールを打ち出すと、右脳が行動します。

生徒の皆さんはスイッチの切替えをスムーズに、コーチの皆さんは、相手にあった切口とアドバイス内容が的確に行なっているか気をつける事です。

自分を知り、技、術の修得を!!

時々私の文中、理論的に、又エイッとかパンチと口と体の感覚に訴える言葉を使うのは、これがもとです。メンタル開発にも役立つでしょう。
(坂野先生の心理学の話しです。)




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