変えてはならないモノ
変えざるをえないモノ
変えるべきモノ

1年程前、全くのパソコン音痴の私に、全くのテニス音痴のグループが”ホームページ”を立ち上げたらと持ち上げられ、無機質な電波の世界に入りました。

始まりは、何をどうしたら良いのか、ブログは写真とキャリアだけで動かず、それがある日突然の質問。”試合の見方、考え方”を教えて!!  榊原さんアリガトウ!

40数年、現役選手としてコーチとして歩き、夢を求めその夢を食べたら次の夢を探し求めたのは、試合という戦場、戦うためのよりよき武器という技の開発。

それをより効率よく駆使する体力、0.1秒の明と暗を呼ぶ心、閃き、戦術。
心技体視 五感をゆさぶり、五体をゆるがすテニスコートの戦場を他スポーツと比較したらどんなモノか考えた事有りますか。

1、変えてはならない “目標” は、グランドスラム、オリンピック、デ杯、フェド杯 他 絶対基本。

2、変えざるをえない “昔の常識、今の非常識” 文明・科学医学等の進歩で指導の激変に対応。

3、変えるべきモノ ありあまる情報結果を分析 “高い目標に向け、謙虚な姿勢” があれば、分析結果を重んで、時の流れを変えるべき。

グランドスラムの戦場は激変、1970年位迄、全豪、ウィンブルドン、全米の3つは芝生、唯一ローランギャロ(全仏)がレッドクレー。
数年前に日本のトップジュニアに質問したら、誰も知らなかった。

若いコーチの皆さんご存知ですか、日本は指導方法、その他でもすぐに海外の情報やパターンをコピーしたがりウンチクをたれますが、例えばアメリカが強いとアメリカ流、スペインが、アルゼンチンが、フランスが、オーストラリアが等々です。

クレーコート育ち、オーストラリアは芝生、アメリカは東が芝生、西はハードクレーが源流、こんな歴史を知ると技と戦術の変化進化の原因をつかめます。
テニスは他スポーツと比較して、コートサーフェイスの進化変化は、とんでもない激変。そして、これ程道具が近代化スポーツは他に類を見ません。

人間の機能は不変。でも、機能の開発プログラムは、今も日々進歩。

こんなに戦場が激変したにもかかわらず、テニス人口巨大国ニッポンから、もっともっと世界に進出する選手が出てこないのは不思議!!

私の見る所、47都道府県の試合会場でジュニアが試合を見ていない。何故だろう。
コーチや指導者の練習が主で、試合はそっちのけ。
私を含め、コーチが教えるより “視覚を鍛える” 方が学習効果は百倍ちがう。

次回はその事を。


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