ご質問を頂きました。

「15歳位まで在籍していた、民間クラブの教え・・・」
初期の指導がとても大事だと思います。
 
・サーブ
初心者のジュニア、一般の方へのサーブの導入の際、まず何を大事にするべきでしょうか?
 
・フットワーク
スプリットステップ、広いスタンスは、初心者のジュニア、一般の方にいつ頃伝えていくべきでしょうか?
 
 「レシーブ時の前後左右ポジションの揺さぶり、駆け引き・・・」
今まで、レシーブ時のポジションの事での指導を聞いたことがなかったのでもう少し詳しく教えて下さい。

小浦猛志より回答

今回の質問は、言葉での説明では多分難しいですが、要点だけ回答します。
いずれレッスンDVDを作成する予定です。

サーブ
(1)
一般的に言われている導入は、野球のボール投げ。
この時のポイントは、利腕の反対の腕を投げる軌道方向にしっかり使う事。ボールを持った腕だけを使うのはダメ。両手をしっかり使う事。適切なスタンスで、バランスよく立ち、リズミカルにタイミング良く、一番遠くへ投げる軌道を確認してから、約1秒、ワ〜ン、ツーのタイミングで投げる。
その他に、2回連続シャドースローイング、3回目に投げる(途中でやめない)

(2)
左、右に2個のボールを持ち、同じ様にトスアップ、ボールスロー

(3)
これが出来たら、ラケットを持ち、2回連続シャドースイング、3回目、トスアップ、ヒット!!

なれたら、2回目にトスアップ、ヒット

最後は、1回でサーブ

必ず、1ユニットで練習。分習的にやると神経回路がとぎれ、後々大変な苦労でやっかいな事になります。解るかなぁ?!

フットワーク

前後左右に動くフットワークじゃ、初期が動き作りの重要点。

基本的には、スプリットステップ(パワーポジション、ボレーレシーブ時に使う)をしたら、右へは右足、左へは左足が初めに動くのが最適です。

これは最初から口うるさく言う事で、右側への第一歩は、必ず右足から(大小にかかわらず、左側へは左足 ボレーでもストロークでもこの動きは、大切。又、特に最近、オープンスタンスで打つと、片足で打ちますが、これは時としてOKですが、前後左右に動いても両脚をしっかりスタンスを取り打つ事と”スベって走る、打つな”は絶対基本)

レシーブポジションの決定

これは、大変重要です。テニスは、サーブで始まりレシーブで成立します。
フェデラー vs ファージャ戦で述べた様に、サーブを如何にくずすかがテニスのスリル妙味です。その為に
(1)    相手のサーブポジション
(2)    右利き、左利きで角度が違う
(3)    サーブのクセ(フラットは、スピンは、スライスは等々)
(4)    当然身長は高い、低い
これらをスピード、軌道予測(仮想線)や放射角の一番反応しやすいポジション、距離(前陣、中陣、後陣等)を決断、トスアップと同時に微妙な動きを仕掛ける事は、非常に大事です。

シングルス、ダブルスのラリー時の動きを超縮小した、大胆かつ繊細な0.1秒の明暗は、初心者の頃から伝えて下さい。

この質問は、映像があれば解り易いと思います。DVD作成までお楽しみにicon:face_smile
 

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