皆さま初めまして、山本修嗣と申します。

 

 

現在トレーナー(ストレングス&コンディショニングコーチ)として活動しています。選手をいたわる系ではなくて、いじめる系の人です。

 

 

このブログには度々名前が登場していましたが、自分自身がこうしてブログを書くとは思ってもみませんでした。しかしせっかくの機会、現場で感じている事や自分の考えている事をこのブログを通してお伝えできればと思っています。

 

 

しかし、いかんせん感覚人間なので自分の考えていることを文章で表現することが苦手です。

(実際、日本体育協会アスレティックトレーナーの認定試験で理論試験を全てパスするのに4年かかったという実績があります)

 

独特の表現を連発する可能性がありますが、ご理解いただけたら幸いです。困った時は写真でごまかしたいと思います。

 

 

さて、僕は中学・高校と陸上競技部に所属して主に100m、200mを専門としていました。この経験が現場指導での武器になっています。

 


 
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高校3年の時の写真です。これが現役最後の年で、同期の仲間たちより先に引退した自分が現在も【走る】という分野に関わっているのは不思議なものです。

 

 

当時から体調によって練習メニューを勝手に変更したり(監督ごめん)、感覚頼りにトレーニングメニューを自分で作成したり、「アミノ酸って何だ!?」と思えば参考書を読んだり、「スプリンターはハムストリングス命!」と毎日のケア

 

 

少なからず自己管理【高校生アスリート】をしていたと思います。これが自分の原点ですね。

 

 

さて、自己紹介はこれくらいにして先に進みましょう。木曜日のこのコーナ?は小浦猛志氏(以後、小浦先生)の質問に僕が答えていくという形式で行っていきます。

 

 

第1回目の質問は、陸上競技(短距離種目)をやっていた自分から見たテニスの世界

 

 

まずテニスと初めて仕事で関わった時は全くの素人状態。単純に思ったのが-

 

○まずラケットを持ってプレーしている(当然だが素人目にはまずそこが目につく)

○左右・・・前後に動く・・・上下にも動く(縦横無尽)

○ネットの向こうの相手との駆け引き(メンタル)

○どんなトレーニングをすれば?(迷い

 

このような感じでした。

 

しかし1年1年とテニスという競技に関わって、テニスを理解するにつれて-

 

ベースラインに立ってみて初めて体で感じる打球のスピード

これほど難しい競技が他にあるのか?

 

一昨年のウインブルドン男子決勝 フェデラーVSナダルを観てー

 

これは命の削り合いだ

 

昨年のウインブルドン男子決勝 フェデラーVSロディックを観てー

 

これは精神の削り合いだ

 

どちらの試合も究極論であるかもしれませんが、これほど恐ろしく、勇気の必要な競技が他にあるのかと感じました。

 

そしてテニスという競技は全てのトレーニングが適応するといっても過言ではない、ゆえに何を行えばいいのかという迷いや矛盾が生まれる。これが最初の頃の考えでした。

 

しかしトレーニングは何をすべきなのか?という迷いは、2008年から現在まで小浦先生と多くの講習会や合宿を経験するうちに解消されました。

 

ラッケットの動きなどついつい体の外見の動きに惑わされがちでしたが、本質は体の中身にあり。つまり、人体機能や運動連鎖にあるのだと。

 

この競技のトレーニング指導は自分に合っている

 

迷いが消えてからはそう思えるようになりました。まだまだ勉強中の身ではありますが、トレーニングのヒントはコーチの言動、選手の動きの中にあります。コーチも選手も自分にとっては生きた教材です。そして、三者の共通理解があってこそ初めてトレーニングの効果が期待できるのかなと。

 

しかし日本のテニス界の現状としては年齢・性別・成績に関わらず選手のトレーニング経験が不足していて、練習・試合時のウォーミングアップやケアも含めて選手の自己管理意識も低いと思います。

 

自己管理の指導はトレーナーの仕事ではありますが、コーチの仕事でもあります。普段選手と接触する時間が長いコーチにこそこちら側の知識を理解して欲しいのがトレーナーサイドの意見です。

 

魅力あるスポーツ、しかし課題は多い。自分の考えがコーチの方達の指導の手助けになれば幸いです。次回より人体機能・運動局面などを深く追究してきます。次回も宜しくお願いします。

 

 

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起承転結を文章で構成するのは難しいですね。困ったら写真にかぎります。

 

(ちなみに佐賀や韓国での小浦先生の写真は僕が撮ったものです…ちょっとした趣味です)

 

 

 

 

 

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みなさまのアプローチをお待ちしております。

小浦猛志 オフィシャルサイト
http://www.koura-takeshi.com/