ご質問を頂きました。

Q:テレビ観戦。腕の動きに注視してみるとありますが、教えてください。
サッカーで腕を注視してみると選手の状況に対する様々な駆け引きや基本を見ることが出来ます。しかし、私の生業であるテニスにおいて…何か欠けているのか?

A:小浦猛志より返答

返事が遅くなりました。
第2号でスポーツ観戦するとき、結果を追いかけ、一喜一憂に時を過すだけでなく、一挙手一投足に注視する事により、原因を自分なりに分析出来る様になり、技や術をより深く追求(好奇心)するでしょう。

良く言われる”目が肥える”現場の眼を養う事になるでしょう。さて、質問は”腕の振りに注目したら何がみえるのか”でした。

冒頭に、述べた様にTop選手は身長体格より、ひとまわりもふたまわりも、構えた姿勢、プレーが他選手よりも大きく、特に背中が大きく見え、動きも強力感スピード感があります。

これは、人体の機能をフル活用しているからです。動きの原則は”歩く、走る”です。この動きは、全てのスポーツの共通点です。二足歩行の人間も、四足歩行の動物にも、肩甲骨、骨盤(股関筋)が有るそうです。テイクバック、インパクト(歩いても、投げても、打っても)は共通、この2つの動作は、肩甲骨と骨盤の動きのタイミング、リズム、姿勢のバランスが全てです。

左、右の肩甲骨、骨盤を有効に使う事で(時にはダイナミックに、時にはシャープに)とてつもない牽引力を生み出します。背中の肩甲骨の動きが全てです。

それが、腕の振りです。この2つの部分は、車で言うなれば、前輪と後輪にあたります。双方が効率よく動く事をクルム伊達選手のトレーニングコーチ山本修嗣氏は肩甲骨×骨盤リズム=牽引力 4輪駆動(4WD)と表現しています。

パワーポジションから一気に4輪駆動への神経回路というエンジン全開へ、さらにTOP SPEEDから超加速へのアキレス腱反射へ突入、加速 減速 切返しが自由自在に運転出来る名だたる選手の背中は大きく、ウデの振りは鳥の羽根の様に見えます。

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