テニスでは、よくこんな言葉が有ります。基本練習、応用練習、パターン練習、練習試合等々、何故こんなに区別するのか理解に苦しみます。

何の為の基本と応用パターンなのか。確かに打てる様になる迄は、フォームやタイミング、リズム、バランス等、学習能力が高まるアノ手、コノ手で初心者に指導しますが、少し打てだしたら基本と戦術ドリルをワンユットに指導し、ゲームに興味を持たせ、相手に考えさせ、ゲーム能力の開発が大切です。

パターン練習にそった練習を積重ね、3年もするとその神経回路が固定化し、テニスはうまいが勝負に勝てない。”練習はクセ、習慣と言う神経回路を構築します。”要注意です。

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※PDFでダウンロードできます。「平面的基本」(86kb)

この図を参考に自分流の効果的ドリルを沢山考えて下さい。又、この図を参考に試合の見方をイメージすればハイレベルの試合でも、今迄解決出来なかった試合の展開の気づきが出てきます。

観て、視詰めて、看極める第一歩です。

次は、選手の試合中の考え方を述べます。多分、試合中の選手がコーチや関係者の予測期待に反したショートの理由が解ります。

“結果に入いる”、”ワンゲームが欲しい、ワンセットが欲しい”

“デュースコートに強いが、アドコート、重要ポイントが取れない”

“ボールと戦う か 相手と戦うか”大違いです。

生々しい事が次回に出てきます。考え方は、メンタルタフネス(戦術)と言えます。

試合の見方 考え方

どんなスポーツでも、攻撃と守備のポジション、フォーメーションが有り、平面的基本と立面(空間、時間)的展開が有ります。

テニスでも、クロスストレートのラリー、自陣を押上げるネットプレー、前後にゆさぶるドロップショット、トップスピンロブ、時間をもぎとるライジングショット等、相手の空間のスキを突き、陣形と言うバランスを崩しワンポイント取得につなげる。

チーム競技も1対1の競技でも、攻・守の原則基本は同じです。

さて、ここで言う私流テニスのゲームは、別表の図が平面的基本です。

コート中にクロスの斜線とストレートの点線が有ります。

名付けて“ビックX&Iライン”。テニスのゲームはセンターマークを中心に右サイド(デュースコート)へと交互に進行します。

スタートはクロスが原則です。

センターベルトを中心に左右のXは大きく開いたり(ショートクロス)、センターマークに近づくとXマークが狭くなる事が判ると思います。

ストレートもコート内では真っすぐ直線になりますが、サイドラインの外側で打つと中に入ってくる事になります。

選手がボールにあるいはサーバーの打つ位置により、ポジションが微妙にあるいは、大きく左、右に変わるのはその為です。

ストレートは、絶対ラインとあるのは、最短距離で高速、短時間のショートがくる為、そのラインを読みポジション、守備ライン、攻撃ラインをベースラインの後方にかいています。

この平面プランをベースに長く短く、角度、空間(ロブ)、速さを駆使して展開し、ワンポイント取得に秘術を尽くします。

長い指導経験で感じた、私のテニスゲームの基本分析です。多分、当り前の話しですが、選手や愛好者への伝達は困難です!!

※文中、私の自分流造語が続出で、文字が正しくないと指摘があると思いますが、私流コーチ学で選手に感覚的に伝えていますので、ご理解ください。

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